宮川内科・胃腸科医院
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宮川内科・胃腸科医院
〒305-0051
茨城県つくば市
二の宮2丁目2−26
TEL 029-855-8777
Dr宮川の注目コーナー
フレイルとは 2
フレイルの原因には・・・
1 加齢に伴う活動量の低下と社会交流機会の減少
2 身体機能の低下
3 筋力の低下
4 認知機能の低下
5 昜疲労性や活力の低下
6 慢性的な管理が必要な疾患にかかっていること
7 体重減少
8 低栄養
フレイルの進行は・・・
加齢に伴う変化や慢性的な疾患によってサルコペニアとなり、筋肉量・筋力の減少によって基礎代謝量が低下すると、1日のエネルギー消費量が減り食欲が低下し、食事の摂取量が減少して低栄養となります。サルコペニアは、筋力の低下、昜疲労性や活力の低下を引き起こし、身体機能、認知機能の低下や精神的な面の低下も加わると、活動量が低下し、日常生活に支障をきたすようになります。日常生活に介護が必要な状態となるとますますエネルギー消費量は低下し、食事量が低下して低栄養となり悪循環を繰り返し、フレイルは進行していきます。
治療には・・
1、薬物療法(認知機能の低下・骨粗鬆症)
2、レジスタンス運動
・スクワット
1.両足を肩幅に開いて立ち、椅子の背や机などを持ちます。
2.背中が丸くなったり、踵が浮いたりしないようにお尻を下にまっすぐおとします。
3.大腿の前に力が入っていることを意識しながらゆっくり10回行う。
・上体起こし
1.両膝を立てて仰向けに寝ます。両手は頭の後ろで組みます。
2.おへそを覗き込むように頭を持ち上げます。
3.お腹に力が入っていることを意識しながら、ゆっくり10回繰り返します。
・ランジ
1.片足を前に出し膝を曲げて体重をかけていきます。
2.1の状態からゆっくり元に戻します。足を入れ替えて交互に10回行います。
3 食事療法(バランス良い食事)
予防をするには・・・
1 タンパク質・カルシウム・ビタミンDを含む食事
2 ストレッチ・ウォーキングなどの運動
3 身体の活動量や認知機能をチェック
4 感染予防(ワクチン接種)
5 持病のコントロール(主治医と相談)
6 手術の後の栄養・リハビリなど
高齢者は、加齢による身体的な衰えに加えて、定年退職、子供独立、親しい人との死別など、社会的な役割の変化が訪れます。社会的地位や親としての役割、家族や友人を喪失する経験は、気力や活力を失うきっかけともなります。社会とのつながりを持つことが億劫となり、家に閉じこもりがちになると、生活面や精神面など他の側面までもが低下をきたし、ドミノ倒しのようにフレイルが進行し、重症化していってしまいます。そうなる前に自分が得意なこと、できることを見つけて生きがい、やりがいを見出すことで自身につながっていきます。そうすることで活気や気力も沸き、いきいきと生活することで心も体も元気になります。今回フレイルについてまとめてみましたが、皆さん一人ひとりが主役となって、いつまでもいきいきと前向きに暮らし続けるために、フレイルの予防について考えていただく良い機会になればと思います。
(2020年4月14日)
誤嚥性肺炎について
誤嚥性肺炎は、皆さんご存知だと思いますが、もう一度予防について考えてみませんか?
物を飲み込む働きを嚥下機能と言います。通常は、物を飲み込む場合、口から食道に入りますが、誤って気管に入ってしまうことを誤嚥と言います。誤嚥性肺炎は、嚥下機能が低下したため唾液や食べ物、胃液などと一緒に気管に誤って入ってしまうことで発症します。
発症しやすいのは、嚥下機能が低下した高齢者や脳梗塞後遺症、パーキンソン病などの神経疾患、寝たきりの方に多くみられます。
原因には、肺炎球菌や口腔内の常在菌である嫌気性菌が多いとされています。
高齢者や神経疾患、寝たきり状態の人は、口腔内の清潔が十分に保たれていないこともあり、口腔内で肺炎の原因となる細菌が増殖しやすく栄養状態が不良であることや免疫の低下なども発症に関係します。他には、嘔吐などで食物や胃液を一度に多く誤嚥をして発症することもあります。
症状は、発熱・咳・膿のような痰が典型的な症状ですが、これらの症状がない場合もあります。何となく元気がない、食欲がない、喉がゴロゴロとなるなどの非典型型の症状もみられることが多いのが誤嚥性肺炎の特徴です。
診断には、胸部X線で肺炎像の確認し、血液検査で炎症反応や白血球増加を確認します。
治療には、抗菌剤の薬物療法が基本となりますが、呼吸状態や全身状態が悪い場合には入院となります。
誤嚥性肺炎は、慢性的に繰り返し発症することもあり予後不良の場合も少なくはありません。
生活の中で注意することは、口腔内の清潔を保つことや禁煙、誤嚥防止のリハビリ、食事の摂り方や姿勢です。食事は、飲み込みやすくすることが大切で固形物が飲み込みにくい、水分が飲み込みにくいなどの個人差がある場合には、それぞれに合った工夫が必要です。食事は、噛む楽しさも大切なので細かくしすぎないよう調整したり水分を摂る時にむせるようであればとろみをつけたりして飲み込みやすいようにする。料理内容に合わせ調理法の工夫も大切です。食事をする姿勢も食後の姿勢も大切です。
肺炎球菌のワクチン接種を受けることをお勧めします。
(2020年8月18日)
大腸憩室炎
皆さん、大腸憩室炎と聞いたことはありませんか?
大腸内視鏡を受け、ご自身に憩室があるという方もいるかと思います。
憩室とは、消化管の壁が外側に窪んだ部分を言います。
消化管には、食道・胃・小腸・大腸があり、いずれにも憩室はできますが、中でも多いのは大腸です。
憩室ができる状態を憩室症と言いますが、症状が全くないこともあります。
憩室炎は、大腸菌などの腸内細菌が繁殖して感染症を起こした状態です。
症状は、強い腹痛と発熱、吐き気、嘔吐などがでます。
腹痛は、比較的狭い範囲が痛むことが多く、歩いたり寝返りをしたりすると痛い部分に響くのでじっとしている方が楽ということが特徴です。大腸は、お腹全体に広がっているので憩室炎の痛みがでる部位は決まってはいません。
検査には、腹部エコーや腹部CTを行います。右下腹部の憩室炎には、虫垂炎と全く見分けがつかないため、画像診断が必要になります。
治療には・・
抗生剤の点滴で治りますが、ただし、治癒するまでには時間がかかることが多く、入院が必要な場合もあります。
食事をすることで憩室炎が悪化するため、絶食する。症状によっては水分制限もあります。絶食期間などは、血液検査結果や病状の状態により様々です。
軽症の場合は、抗菌薬の内服による治療になります。憩室炎を一度経験した人は、憩室がある以上は憩室炎の再発の可能性もあります。
大腸憩室ができる原因は、はっきりわかっていません。ただ、憩室は大腸内の圧力の高まりにより生じる可能性があるため、食物繊維をしっかりとり、便秘を解消することが大切です。
憩室炎の危険因子に喫煙と肥満が挙げられています。
憩室炎は、大腸がんの原因にはなりませんが、憩室炎の精密検査をきっかけに大腸がんが発見されることもあります。
(2020年12月17日)
ヒートショックについて
皆さん、寒い季節には一日の終わりにお風呂がリラックスタイムとなっている人も多いかと思いますが、そんな癒しの時間が、冬の時期には一歩間違うと命の危険にかかわることもあります。原因には、温度差による血圧の変動を起こすヒートショックによるものです。
ヒートショックとは、温度差により血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることを言います。血圧の乱高下に伴い、脳内出血や心筋梗塞・脳梗塞などを引き起こします。血圧は寒さに対応するため血圧が上昇し、体が温まると血圧は下降します。
ヒートショックの起こりやすい時期は、11月から2月が多発しやすとされています。浴室や脱衣所の温度差、長風呂などは、危険が高まります。また、トイレや洗面所、ゴミ出しなどの短時間外に出る時、起床時やサウナなども起こすこともあるので温度差がある場所では、注意が必要です。
影響が出やすい人は、65歳以上の高齢者、高血圧、糖尿病、動脈硬化、肥満、睡眠時無呼吸症候群、不整脈、一番風呂の人、熱いお風呂が好きな人、飲酒後にお風呂に入る人、30分以上お湯に浸かる人、浴室に暖房設備がない場合などは、注意が必要です。
対策として、脱衣所と浴室の温度差がある場合、暖房があれば入る前に付けて温めたり暖房がない場合は、お風呂のふたを開けて浴室のドアを開け全体を温める。浴槽の温度を高めに設定をすると心臓に負担がかかるのでぬるめの温度にして入り少しずつ熱めのお湯を足して徐々に温度を上げていきましょう。高齢者の入浴は、時々家族の方が声をかけてあげましょう。入浴する前に血圧を計ることや水分補給もしてから入浴しましょう。長湯もさけて下さい。長湯をすることで心臓に負担がかかり、疲労感が増し立ち上がった時に転倒することもありますのでゆっくり立ち上がるようにしてください。浴槽にふたを置くことでお風呂の中で気を失ってもふたがあることで助かる可能性もあります。入浴後も油断は禁物です。温まった体が、入浴後急に冷えて、その温度差に耐えられないことがありますので注意が必要です。
(2021年2月1日)
虚血性大腸炎について
暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
無事?オリンピックも開催されましたが、コロナ禍のため、いつもとは違ったオリンピックの形となり、記憶に残るオリンピックとなったのではないでしょうか。もうしばらく暑さが続きますがどうぞご自愛ください。
さて、今回は虚血性大腸炎について取り上げたいと思います。
虚血性大腸炎とは
虚血性大腸炎は、大腸の粘膜の中の血管に十分な血液が通らなくなることで生じる病気です。血管に十分な血液が通らなくなることを虚血といいます。
一過性・狭窄型・壊死型と重症度が変わります。一過性のものは安静を保つことで回復が望めます。狭窄型と壊死型では手術が必要になることもあります。
原因
最も頻度の高い原因は「便秘」です。便秘で強くいきんで腹圧がかかった際に大腸粘膜への血流が途絶えるために起こります。動脈硬化を起こす高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病によって発症リスクが上昇します。こうしたことから高齢者(便秘がちな女性)に多く、時期的には脱水の多い真夏や寒い冬の時期での発症が多くなっています。便秘や排便後に腸壁が強度に収縮することで血流障害が起こり、虚血になることもあるため、若年者で発症する場合もあります。
症状
突然の強い腹痛と下痢で発症し、やがて下血が続くのが特徴です。こうした症状は、炎症性腸疾患や憩室炎など幅広い大腸疾患で起こり、それぞれ治療法が異なります。こうした症状がありましたら、診察を受けて適切な治療を受けて下さい。
治療
一過性型の場合(軽症も含む)、腸の安静を保つために絶食が必要になります。できるだけ大腸に負担がかからないような消化のいい食事管理を行い、内服薬で加療し経過観察します。場合によっては脱水にならないよう、点滴をすることもあります。一般的に1〜2週間で状態が安定してきます。その他、炎症の程度を評価するための血液検査や大腸カメラ検査、腸壁の肥厚や周辺組織の状態を確認するために超音波検査を行います。
(2021年8月12日)
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