宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  肺年齢をしらべてみませんか?〜スパイロ検査〜
・肺年齢とは
一秒間に吐ける息の量から、標準の方に比べて自分の呼吸機能がどの程度であるか、
年相応かどうか確認する目安です。見た目では、分からない肺の健康を知るヒント、手がかりとなります。
また、この肺年齢を知ることで肺の健康意識を高め、健康維持や禁煙、呼吸器疾患の早期発見・治療に役立てることができます。

・スパイロ検査とは
苦痛を伴わずにできる簡単な検査です。最大限に吸い込み、肺から吐き出せる空気の量を測定します。こちらの検査をする事により肺年齢を調べることができます。

・スパイロ検査はどんな方が受けるべきなのか
□中高年の方
□タバコの喫煙歴がある。または、職業上の理由などで日常的に煙・粉塵・ガスを吸っていた方
□咳がなかなか治らず続いている。
□痰が毎日のように出る。
□階段を上ったりする際息切れがする。 
一つでも当てはまる方は検査を受けてみてはいかがでしょうか?


(2019年7月30日)

  自然気胸について
自然気胸って時々聞く病名ですね。一般内科外来でも時々遭遇する病気です。今日は、自然気胸について勉強しましょう。
肺は普段、胸をとりまく骨格(胸郭)の中にあり肋骨で守られていますが、自然気胸は、何かしらの原因で肺から空気が漏れてしまい漏れた空気により肺が潰されてしまう病気です。
また、まれに交通外傷によるもの胸を刺されることがきっかけで起こる事もあります。発症しやすい人は、背が高く痩せ型で10代から20代の若年男性に発症しやすい傾向があります。
自然気胸の原因を挙げるとすれば、タバコの喫煙や運動、姿勢の悪さ、気圧の変化、ストレス、睡眠不足などが挙げられます。特にタバコの喫煙歴が長ければ長いほど年齢に関係なく発症する事もあります。
自然気胸の症状は、突然発症する事がほとんどです。
その症状は、乾いた咳、胸痛、肩や鎖骨の辺りの違和感、空気が吸えない感じから始まり、気胸の範囲が広がっていきますと心臓の拍動が早くドキドキしたり、顔面蒼白、チアノーゼ、呼吸困難などが生じる事もあります。
治療は、症状の重症度により異なります。症状が軽い場合は、安静を保つ事で自然に治る事もありますが、重症になると入院治療が必要になります。
自然気胸は、再発する事もあり左右どちらでもなる可能性があります。異変を感じたら速やかに病院に受診されることをお勧めします。
一度、気胸を起こしたことがある方は、気圧の変化のある飛行機の移動や登山、管楽器の演奏、スキューバダイビングする場合は、再発の恐れがあるので医師に相談しましょう。


(2019年8月27日)

  認知症について
現在の日本は、世界に先駆け、超高齢化社会に突入しています。今後も高齢化率はさらに高くなると予想されており、それに伴い認知症も身近な病気になってきているのではないでしょうか?
そこで今回は認知症について取り上げます。認知症にはいくつか種類があり、その中でも最も多い60%を占めるのがアルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型認知症は、脳のなかにアミロイドβなどの不要なたんぱく質が溜まることで、神経細胞が変性・死滅して記憶の機能を司っている「海馬(かいば)」という部分を中心に、脳全体が徐々に萎縮して小さくなっていくことです。
代表的な初期症状は物忘れですが、加齢による物忘れと間違えられやすく、初期症状を見逃す恐れがあります。また、料理や掃除など、いつも行っていることができなくなったり、通い慣れた道で迷子になったりすることがあれば認知症を疑い、精査を行うべきです。アルツハイマー型認知症は初期段階で治療を開始すると進行が穏やかになることがわかっています。
疑わしい症状がありましたら、早めに医療機関に受診をお勧めします。


(2019年9月14日)

  健康寿命を延ばすために
まず、平均寿命と健康寿命の違いについて知っておきましょう。

平均寿命とは?
ある集団に生まれた人間が平均して何年生きられるかの期待値のことをいいます。
健康寿命とは?
日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間の事です。
じつは、平均寿命と元気に過ごすことのできる健康寿命の間には約10年の差があるのです。なので、健康寿命を寿命までどれだけ近づけられるかが鍵となってきます。

そこで、健康寿命を延ばすために大事になってくるのがフレイル予防です。
まずフレイルって何?
フレイルとは虚弱を意味し、年をとり筋力や認知機能、社会とのつながりなどが低下した状態の事をいいます。健常から要介護へ移行する中間の段階で、多くの高齢者はこのフレイルを経て要介護状態へ進むと想定されています。
フレイル予防は何をすればいいの?
1:栄養(食・口腔機能)
バランスの良い食事、よく噛むことも重要です。低栄養は、フレイルを起こす最大の要因となってきます。
2:運動
筋力の低下を防ぐことで、転倒・骨折で寝たきりになるリスクも軽減されます。
3:社会参加(趣味・ボランティアなど)
社会参加の機会が低下するとフレイルの最初の入り口になりやすいことがわかってきました。地域のボランティア活動に参加したり、趣味など自分に合った活動を見つけてみましょう。
どれか1つだけすればいいというものではありません。うまくリンクさせ自分の生活サイクルに組み入れていくことが大切です。
皆さんも、この3つのポイントを心掛けてフレイル予防を行い、健康寿命を延ばしていきましょう。


(2019年10月21日)

  シックディとは?
皆さん「シックディ」という言葉を聞いたことはありますか?
糖尿病の方の中には聞いたことがある方や、なんとなく聞いたことがある、まだ聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
すでに知っている方もそうでない方も、一緒にシックディについて考えてみましょう。

シックディとは、糖尿病の方が治療中に風邪などによる発熱、下痢や嘔吐などの体調不良を起こしたり、食欲不振のため食事がとれない状態のことをいいます。
糖尿病の方はそうでない方に比べ、病気に対する抵抗力が低下し、免疫力が弱くなっています。そのため、体調を崩すことで食欲不振となり、食事や水分がとれなく薬が飲めなくなると、血糖値が上がり高血糖になってしまい、昏睡などの重篤な症状を引き起こしてしまうことがあります。逆に食事がとれず薬だけ飲んでしまうと、低血糖の症状を起こす場合もあります。
体調を崩された時には、自己判断でインスリン注射や薬の服用を中断せずに、必ず主治医に相談して下さい。
軽い体調不良などと安易に考えてしまうと、重篤な症状になる危険性がありますので、糖尿病の方は体調不良を感じたら早めに病院を受診することが大切です。

― シックディにならないための対処法 ―
・風邪をひいたら体を温め安静にする。
・食事は消化の良いものをとる。絶食は絶対にしないで下さい。
・水分は1日1リットル以上とる。経口補水液( OS−1)なども良いでしょう。
・血糖値を自己測定されている方は、こまめにチェックすると良いでしょう。
 自己測定されていない方は、体調の変化がある場合には、早めに病院を受診して下さい。


(2019年11月13日)

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