宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  胃カメラ検査・大腸内視鏡検査を受けましょう
がん、心疾患、脳血管疾患が死因の上位と言われています。胃がん、大腸がんともに初期は無症状で気づいたころには手遅れの場合があります。胃がん大腸がんの治療が早ければ早いほど完治の可能性を飛躍的に高めることができます。早期発見のためには内視鏡検査が不可欠です。
内視鏡検査でわかること、
食道がん、慢性胃炎、胃潰瘍、胃ポリープ、逆流性食道炎、胃内部ピロリ菌の有無、胃がん、大腸がん、大腸ポリープ、潰瘍性大腸炎、大腸憩室症ほか
胃内視鏡チェックリスト
□上腹部痛
□吐き気、胸やけがある
□胃もたれ
□喉や胸に不快感がある
□胃潰瘍やポリープを指摘されたことがある
□ピロリ菌がいたことがある
□体重が急に減った
□お酒とタバコが好きな方(特にお酒を飲むと顔が赤くなりやすい方)

大腸内視鏡チェックリスト
□便潜血陽性を指摘された方
□血便が出た
□最近下痢と便秘を繰り返している。
□便が細くなってきた
□体重が急に減った
□家族が大腸がんになった方
□以前ポリープがあった方
 
上記のリストにチェックがついた方、40歳以上で内視鏡検査を受けたことがない方、これ以外にも気になる症状がある方は一度ご相談ください。
年に一度のご自身のメンテナンスのつもりで気軽に検査を受けることが大切です。


(2021年9月10日)

  食中毒について
皆さん、食中毒は一年の中でどの時期に発生しやすいと思いますか?
夏に多いと思っている方が多いのではないでしょうか?
実は、夏バテや気温の変化により体力が落ち、免疫力が低下しやすい秋に起こりやすいと言われています。

食中毒には、細菌性によるものやウイルス性によるもの、秋になると旬のキノコやフグなどの自然毒、寄生虫によるものもあります。

細菌性には・・カンピロバクター、腸管出血性大腸菌(Oー157・Oー111)サルモネラなど

ウイルス性には・・・ノロウイルス、ロタウイルス
自然毒には・・・フグ、キノコ
食べた物により症状や潜伏期間は異なり予防方法もまた異なります。

カンピロバクターの潜伏期間 2〜7日。症状は、発熱、頭痛、腹痛、下痢
予防法 熱や乾燥に弱い。十分に加熱をする。

サルモネラの潜伏期間 6〜72時間。症状は、発熱、下痢、腹痛、嘔吐。
予防法 肉や卵を購入したらすぐに冷蔵庫へ、食べるときは十分に加熱をする。乾燥に強い。

腸管出血性大腸菌の潜伏期間 平均して10〜15時間が多い。しかし、まれに1週間以上たってから発症することもあります。症状は、腹痛、水様下痢、血便。
予防法 75℃の熱で1分以上の加熱をする。焼き肉をするときには生肉をつかむ箸と食べる箸を別にする。

ノロウイルスの潜伏期間 24時間〜48時間。症状は嘔吐、腹痛、下痢、発熱。
予防法 手洗い、食品はしっかり加熱する。

ロタウイルスの潜伏期間 2日。症状は、嘔吐、下痢、発熱。
予防法 感染源の糞便やおむつの適切な処理。手洗い、汚染された衣服などの消毒。

食中毒で恐いのは、風邪の初期症状と勘違いをして市販の風邪薬で様子を診てしまう事です。症状が軽度であれば回復することがありますが、下痢が1日に10回以上する、下痢便に血液が混ざる、嘔吐が止まらない、尿が10〜12時間以上でないなどの症状がある場合には病院に受診するようにして下さい。


(2021年10月19日)

  インフルエンザについて
11月に入り、当院のインフルエンザワクチン接種が開始となりました。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが口や鼻あるいは眼の粘膜から体の中に入ってくることから始まります。ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が出現します。発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れる場合があります。特に基礎疾患のある方やご高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、重症化を予防することです。

インフルエンザの予防策として
1) 流行前のワクチン接種
 インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効とされています。
2) 外出後の手洗い等
 流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
3) 適度な湿度の保持
 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、適切な湿度(50〜60%)を保つことも効果的です。
4) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
 体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
5) 人混みや繁華街への外出を控える
 インフルエンザが流行してきたら、特に御高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、マスクを着用しましょう。



(2021年11月15日)

  脈で自分の健康を知る
皆さんご自分の脈を手首で確認をしたことがありますか?脈を診ることで自分の体質を知り日頃からの体調管理をおすすめします。

測り方
@秒針付きの時計を用意し、リラックスした体勢で安静にして座ります。
A手のひらを上向きにします。
B手首を少し上げ手首のしわができる位置(親指側)にもう片方の手の薬指の先がくるように、薬指、中指、人差し指の3本の指を優しくあてます。(指先を少し立てると脈がわかりやすくなります)
C15秒間に脈が何回打つか数えます。(回数×4=1分間の脈拍です)
D15秒位脈に触れ間隔が規則的かどうか確かめます。
E不規則かなと思ったら、さらに1〜2分程度続けます。

正常な脈は1分間に60〜80回で間隔が一定のリズムです。50以下であったり100以上または間隔が乱れてバラバラだったり、飛んだりした場合は不整脈が隠れているかもしれません。
不整脈の中には脳梗塞の原因となる心房細動が起こっていることがあります。高血圧糖尿病心不全と合併すると高率に脳梗塞を起こすことが知られています。自覚症状が無い心房細動を見つけるには、自分の脈を調べるセルフチェックが有効です。
毎日一度の脈の確認で早期の発見につなげましょう。

※心房細動とは、心房と言われる心臓の上の部屋が小刻みに震え、十分に機能しなくなる不整脈のひとつです。動悸、めまい、脱力感、胸の不快、呼吸がしにくいなど症状を感じることがありますが、自覚症状が無い方もたくさんいます。


(2021年12月14日)

  パーキンソン病の症状・嚥下障害の症状・原因について
当院を定期的に通院している患者様の中にパーキンソン病を併発している方もいます。今回は、パーキンソン病、特にその合併症について勉強しましょう。
 パーキンソン病は、体を動かすときに脳から指令を伝える伝達物質ドーパミンが不足することで起こる病気です。パーキンソン病の症状は、手足の震え、筋肉のこわばり、うまく体が動かなくなるという運動に関わるものです。その他にもいろいろな症状がありますが、その中の一つに嚥下障害があります。嚥下障害があると食事に時間がかかってしまう事や、食べ物がスムーズに飲み込めなくなったり、合併症につながる誤嚥性肺炎になる可能性もあるので早めにケアを行うことが大切です。
嚥下とは、食べたものを口に入れてから、よく噛み飲み込むことです。
メカニズムは、5つの段階(@先行期A準備期B口腔期C咽頭期D食道期)があり、複雑な動作を行う事で食べたものがスムーズに胃の中に送られています。嚥下障害はこのような嚥下の複雑な動作になんらかの問題が起きた状態です。普段は何も考えず出来ている事、食べて飲み込むことがうまくできなくなります。

<原因>パーキンソン病による嚥下障害は、口の中や口の周りの筋肉、咽頭筋の動きが遅くなることで起きます。その原因には、パーキンソン病の特有の症状である運動に関わる機能の低下、薬による治療の影響が関係していることも考えられています。
<症状>@食事に時間がかかる A食べ物や飲み物がつかえる、むせやすくなる B唾液が口の中に溜まりやすい C食べ物が、口の中に残る D飲み込んだものが気管に入り誤嚥する
<合併症>
1)誤嚥性肺炎→食べ物や唾液などが気管に入ると、肺に入ってしまいます。その為、誤嚥した物に含まれている細菌が肺の中で繁殖し炎症を起こし肺炎にいたります。パーキンソン病の嚥下障害による誤嚥性肺炎は、もっとも起こりやすい合併症です。重症化になりやすいので注意が必要です。
2)栄養不足・脱水→食事に時間がかかる為、食べる量が少なくなり栄養のバランスも悪くなります。水分も十分にとれずに脱水になることがあります。
3)口の中の感染→食べ物や唾液が口の中に溜まりやすくなり、口の中が汚れそのままにしておくと細菌が増え感染を起こしやすい。

<対処法>パーキンソン病の嚥下障害は、症状が進行してから気づくことが多い為、早い時期から食事の工夫やリハビリをすること。
1)食事は飲み込みやすい形にする。
食べ物は、一口で食べやすい大きさや細かい形に切る。一口の量が多い場合には、
意識して少しずつ食べる。お薬を飲む時には、粉薬はむせやすいので飲みにくい時には、主治医に相談する。あと、ゼリーなどに混ぜて飲むなど。
2)とろみをつける。
食べ物や飲み物にとろみを付けると喉の通りが良くなり飲み込みが楽になる。とろみは、片栗粉や市販のとろみ剤などを使い飲み込みやすい硬さに調整する。
3)食事の姿勢に注意する。
食事の時の姿勢が悪いと、誤嚥しやすい為、姿勢を正しくする。食事をする時には、踵が床につく高さの椅子に座る。自然な前かがみの姿勢が理想的。また、誤嚥性肺炎を防ぐ為、食事直後の就寝を避けるべきである。
4)口の中をきれいにする。
口の中は、細菌が繁殖しやすい為、口の中をきれいに保つこと。食後の歯磨き、入れ歯の手入れをこまめに行う。歯垢や歯石が溜まるのを防ぐ。
5)リハビリをする。
口の周りの筋肉や舌などを動かしリラックスすること。首や肩などのストレッチの軽い運動、無理のない範囲で行う。
6)肺炎球菌ワクチン接種をする。


(2022年1月14日)

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