宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  インフルエンザの流行を防ぐために
今年もインフルエンザの流行に注意する頃になりました。当院でもたくさんの方がインフルエンザワクチンを行うため来院されています。
それと同時に、先月くらいからインフルエンザに感染し、治療を受けられる方も出てこられました。そこで、インフルエンザについてと予防についてお話しします。

インフルエンザとはインフルエンザウイルスA型、B型を主に原因として発症します。
症状は、突然の高熱(38度以上が多い)節々の痛み、全身がだるい、頭痛、などが急に出現するのが特徴です。また小児や高齢者を中心に、まれに重篤な合併症(肺炎、脳症など)起こす可能性があります。
普通の風邪と違い、鼻水、くしゃみ、のどの痛みはあまりみられず、上記のような症状が突然現れます。
感染してから1〜2日で発症することが多いです。

【インフルエンザの予防】
@予防接種
 ワクチンの接種により感染を防ぐ他、感染しても重症化になるのを防いでくれます。
 型が毎年変わるので毎年接種しましょう。13歳以上は1回、13歳未満は2回接種します。生後6か月から接種可能です。
 まだワクチンの受けられない赤ちゃんがいらっしゃる家庭は他の家族の方が受けられることをおすすめします。

A流行期間中、突然の高熱があった場合、インフルエンザを疑うべき
 周りでインフルエンザの方がいないと普通の風邪かな?と思われることもあるかと思います。
しかし、スーパーや電車など日常生活で飛沫感染(咳は2メートル以上)、接触感染(ドアノブにウイルスが付着し、触れて口元を触るなど)で感染するので自分のわからない所で自分が感染し、他の方に知らない間にうつしている可能性もあるのです。
当院では、高熱がある方は呼び出しボタンを押していただく、又、スタッフに声をかけていただくと他の部屋にご案内いたします。
昨日の夜や朝まで高熱があった方もスタッフに伝えていただくとご案内いたします。
当院ではお部屋を別にすることで感染の予防に努めております。

B流行の時期は手洗い、うがい
 やはり予防の基本は手洗いうがいです。これはインフルエンザだけではなく他の病気、感染症の予防にもなります。
自分自身も守り、簡単に実行できることです。

冬もたくさん楽しみにしていることや仕事、学業など大切な場面などあるかと思われます。
予防を心がけることにより感染を防ぐ、および感染を広げることを大きく減少させることができます。
自分自身、家族、学業、仕事のためにも予防を心がけましょう。


(2019年12月10日)

  アデノウイルスについて
高熱が出て冬に流行る病気といえば、インフルエンザを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はインフルエンザじゃないこともあるんですよ!!
それは、もしかしたら…アデノウイルスかも知れません!!
アデノウイルスとは、夏場の屋外プールなどで広く感染するケースが多いことから、別名プール熱(咽頭結膜熱)とも言います。ただし、冬の風邪の原因でもあります。
三大症状として、咽頭炎(喉の腫れ、痛み)、結膜炎(目ヤニ、目の充血)、高熱(38〜40℃近い高熱)があります。それ以外にも、鼻水、咳、全身倦怠感などがあります。
アデノウイルスの感染力は強く、飛沫感染や接触感染によってうつり、幼児から小学生に圧倒的に多く発症するケースが多く、潜伏期間は一般的に5〜7日程度と言われています。
アデノウイルス感染症はその名の通りウイルス性疾患ですが、現在のところアデノウイルス単体に効果のある抗ウイルス剤はありません。ですから、アデノウイルス感染症の治療に関しては自然治癒力による回復を積極的に考えて安静第一の治療を行うことになります。そして対症療法が治療の基本となります。
当院では迅速診断を行うこともできるので、早めに医療機関に受診することをお勧めします。


(2020年1月10日)

  肺気腫・COPDとは?
肺気腫やCOPDという言葉を皆さんご存知でしょうか?
もともと肺気腫として知られていますが、現在は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼びます。この病気は、煙草の喫煙によって起こり喫煙量が多い人ほど発症しやすい病気ですが、実際に煙草を吸っていなくても周りの人が吸っている煙(副流煙)を吸ってしまっても肺が傷つき発症します。肺気腫(COPD)は、何年もかけてゆっくり進行しけっして急激に起こるものではありません。煙草によって肺や気管支が傷ついたことにより息を吐く途中でふさがり上手く息を吐ききれなくなって呼吸機能が落ちてしまいます。その為、息切れの症状がでます。その他の症状は、頻度は高くはありませんが咳や痰などの症状もでます。中には、症状が出ない方もいます。症状が悪化すると酸素が取り込みにくくなるため酸素吸入が必要になり在宅酸素療法が必要になる方もいます。
COPDの治療は、根治治療ではなく姑息的治療になり悪化を防ぎ症状を改善します。
煙草を吸っている人は、ふと我に返ってみると咳や痰が日常茶飯事なことが多いのではないでしょうか?実はすでにCOPDになっている可能性もあります。一番の予防治療は、禁煙です。
見た目では判らない肺の健康を知るヒント「肺年齢」を一度測定してみてはいかがでしょうか。


(2020年2月3日)

  新型コロナウイルス(COVID-19)について1
世の中は今、新型コロナウイルスで大騒ぎしています。茨城県だけが蚊帳の外のようで、利根川のおかげなのか?それとも水戸納豆がウイルスに効くのか?と冗談を言う人もいますが、油断大敵です。COVID-19について勉強しましょう。

<新型コロナウイルス(COVID-19)とは?>
 コロナウイルスは風邪ウイルスの中の一種で、冬の風邪の10〜25%はコロナウイルスが原因とされています。コロナウイルスにはヒトに蔓延している風邪ウイルス以外に、動物から感染して重症化するSARSやMERSがあります。今回発見された新型コロナウイルス COVID-19は、コロナウイルスが進化した変異株で、コウモリなどの野生動物由来のものではないかと推測されていますが、定かではありません。重症化率はインフルエンザの約10倍(致死率 約1%)、感染力が極めて高いため、WHOは3月11日にパンデミック(世界的流行)を宣言し、注意喚起をしています。

<感染経路>
 感染経路については、はっきりしていない部分もあるようですが、飛沫感染と接触感染によって拡がっていると言われています。咳やくしゃみのしぶきを通して感染したり、人が何回も触れる場所(ドアノブや机、手すりなど)に自分の手が触れ、その汚染された手で自分の目や鼻、口などの粘膜に触れたことで病原体が移り、感染が成立すると言われています。

<感染したらどうなるの?>
 新型ウイルスのため、誰も免疫を持っていません。したがって、現時点では誰でも感染する可能性があります。しかし、感染しても発熱や咳などの症状が出現しない症例が多いことも、このウイルスの特徴です。潜伏期間が2〜10日間と長く、症状が出ない潜伏期間であっても感染力はあります。自覚症状のない隠れ感染者(いわゆるスーパースプレッダー)になる可能性があります。一方、発病した人は発熱や咳、筋肉痛、倦怠感などの風邪のような症状を有し、大半が自然治癒で、一部の方が肺炎となり重症化し、呼吸困難や呼吸不全などにより死亡するケースも1%位あります。しかし、死に至るケースの大半が高齢者や糖尿病、癌などの持病があり免疫力が低下して抵抗力が弱い人です。


(2020年3月17日)

  新型コロナウイルス(COVID-19)について2
<治療法とは?>
 現時点ではCOVID-19に対し、特に有効な抗ウイルス薬はなく対症療法を行います。但し、いくつかの抗ウイルス治療薬が各国で試されています。
1.抗エイズウイルス薬(ロピナビル、リトナビル)
2.エボラ出血熱治療薬(レムデシビル)
3.抗新型インフルエンザ薬(アビガン)
しかし、各々の治験成績は未だ公開されていません。

<COVID-19の予防法と対策>
基本的にはインフルエンザやノロウイルスの予防策と一緒です。

*個人でできる4つの予防対策*
1.咳エチケットの励行
飛沫感染を防ぐマスク着用が咳嗽やくしゃみのしぶきを遮断するのにかなり有用である。一方、健常者のマスク着用は人混みの多い所や、汚染された手が口や鼻に触れないようにするには一定の効果がある。
2.手指の手洗いや消毒
体に病原体を運んでいる最も汚染された部分が自分の手であり、そこを綺麗にすることが一番重要な感染対策になる。また、流行期には人がよく触れるドアノブや手すりなどの消毒も大切である。
3.免疫力を高めて、重症化を防ぐ
日頃より食生活や睡眠、運動を改善し、免疫力を高める工夫が必要である。
4.人混みを避けること

*職場でできる予防対策*
流行状況を十分に把握し、段階的に対策をとるべきである。例えば…
・出勤前に検温し、発熱や風邪のような症状がある職員には出勤させない
・ラッシュ時を避けて、出勤時間を柔軟に変更する(時差通勤)
・テレワークの推進や通信機器の活用
・会議(集合)やイベントを最小限にする
・消毒液の配置や手指消毒の励行     など


いずれにしても、あらゆる方法を行使し、パンデミックを最大限に抑制し、経済停滞や職場崩壊、
医療崩壊にならないよう感染曲線を緩やかにシフトし、集団免疫の形成やCOVID-19のワクチン
の開発を待つことが最大の目標でしょう。

 最後になりますが、もし新型コロナウイルス感染症にかかったかもしれないと心配になり、医療機関受診を希望する場合、直接来院せず、まずは職場の健康管理室やつくば保健所に設置された帰国者・接触者相談センターに電話で相談してから行動してください。
( 引用・参考文献 : 国立感染症研究所ホームページ )


(2020年3月17日)

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