宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  アナフィラキシーについて
皆さんアナフィラキシーという言葉は知っていると思いますが、どの様な症状を起こすかご存知ですか?コロナウイルスのワクチン接種が、少しずつですが始まりワクチン接種による副作用でアナフィラキシーという言葉を何度も耳にするようになったと思います。今回、アナフィラキシーについて考えてみませんか?

アナフィラキシーとは、急激なアレルギー反応により命の危険に繋がる様々な症状が全身に起きる状態で、数分で死亡することもあります。

原因には、蜂などの虫刺され、食べ物、薬剤などがあります。身体に合わない食べ物を食べた後に運動をすることでアナフィラキシーを起こすこともあります。

症状には、皮膚や口に違和感や痒み、全身が赤く腫れる蕁麻疹や腹痛、下痢、嘔吐、頭痛、めまい、動悸、冷や汗、眼の充血、症状が進むと喉の奥の粘膜が腫れ呼吸がしにくくなったり血圧が急に低下したりします。重症になると意識障害、呼吸停止、けいれんを起こし命の危険に関わることがありますが、全員が同じ症状が出るわけではありません。

治療には、血管内の水分が減少してしまうので点滴を行います。抗ヒスタミン薬やステロイド薬の投与、緊急事態にはアドレナリンの筋肉注射をします。

アナフィラキシーを二度と起こさない為には、アレルギー源が分かっている場合はそれを避けることやアドレナリンの自己注射の携帯する。症状が落ち着いても病院に受診して下さい。


(2021年4月17日)

  新型コロナワクチンの有効性と副反応について
新型コロナ感染症の拡大が始まって一年以上が経過しようとしています。
ゴールデンウィークも我慢の休日となってしまった方も多いのではないでしょうか。
見えない敵との闘いに、みなさまの疲れやストレスも溜まっていることと思います。
さて、いよいよつくばでも、コロナワクチンの接種が始まろうとしています。
そこで今回は、このワクチンの接種方法とそれに伴う有効性と副反応について取り上げたいと思います。

新型コロナワクチン(ファイザー社)は2回の接種が必要です。1回目の接種後、3週間の間隔で2回目の接種を行います。このワクチンの効果は新型コロナウィルス感染症の発症を予防します。ワクチン接種をした人が、6〜7割を超えると「集団免疫」を獲得し、感染症の流行が鎮火すると期待されます。そのほかに、発熱や咳などの発症を防いだり、重傷者や死亡者を減らすことが期待されています。このワクチンの接種で充分な免疫ができるのは2回目の接種を受けてから7日程度経ってからと考えて下さい。

次に新型コロナワクチンの主な副反応は、接種部位の痛みや腫れ、発熱やだるさ、頭痛などの症状があります。まれに起こる重大な副反応として、アナフィラキシーがあります。これらの症状は若年者よりも、高齢者の方が少し頻度が低いことが報告されています。
しかしながら本ワクチンは、新しいワクチンの種類のため、これまで明らかになっていない症状も出る可能性があります。

ワクチン接種を受ける際には、ワクチンについて正しく知り、納得したうえで受けましょう。また基礎疾患のある方は、自己判断せずに接種医又はかかりつけ医に相談しましょう。
ワクチン接種後も公共の場所では引き続き、三密を避け、マスク手洗いをするといった基本的な感染症予防策も忘れずに行って下さい。
このワクチン接種によって感染拡大に歯止めがかかることを願うばかりです。


(2021年5月14日)

  コロナ禍流行下の熱中症対策
コロナワクチン接種が始まって数週間がたちましたが、マスクを外した生活は、まだ先になりそうです。マスクをつけての2回目の夏がやってきます。夏のマスクは脱水症状や熱中症など体調不良をおこしやすいです。マスクを着用して呼吸をすると、熱気や湿気が内側にこもりやすく、息苦しさも加わり、心拍数や体感温度が上がります。知らないうちに体温が上昇し、熱中症や脱水症状を引き起こす恐れがあります。

熱中症、脱水症状の予防ポイント
@マスクをして激しい運動をしない。
※内側が蒸れて息苦しく、十分な空気を吸い込むことができなくなり酸欠状態になる。頭痛を引き起こすことがあるため注意。
A人が少ない所ではマスクを外す。
※人との距離が2メートル以上確保できる状況であれば、マスクを外しても問題無いとされています。
B水分補給はこまめに
※内側に湿気が多くなるため、のどの渇きを感じにくく、気が付かないうちに脱水症状になってしまう場合があります。のどが渇いていなくても意識的に水分を取るようにしましょう。体格や気象条件にもよりますが、一日の水分の補給目安は、1.2リットル位です。
C身体を冷やす。
※外出制限などで体力が落ち、身体がついていかず、体調を崩す可能性があります。保冷剤を使ったり、涼しい屋内などで体を冷やしながら休むようにしましょう。

夏本番を迎える前に朝や夕方などの気温が高くない時間帯に近所を散歩したり、ベランダや庭に出てみるなど徐々に身体を暑さにならしていきましょう。


(2021年6月15日)

  RSウイルスとは?
RSウイルス感染症は、主に2歳以下の乳幼児の気管支の末端(細気管支)に
炎症を起こす感染症で細気管支炎や肺炎を引き起こします。一般的には、1歳までに50〜70%近くの子どもが感染し、3歳までにはほぼ全ての子どもが免疫を獲得するとされていますが乳幼児から大人まで、どの年代の人にも感染する可能性はあります。
毎年、秋から初春にかけて流行しますが、季節を通して感染することがありま
すが、今年は例年に比べて、大きな流行がみられます。
潜伏期間   4〜6日

初期症状  ・発熱
      ・喉の痛み
      ・透明な鼻水
      ・全身倦怠感
      ・食欲低下(哺乳量低下)

悪化した症状  ・激しい咳
        ・喘鳴(ゼーゼーと音がする呼吸)
        ・陥没呼吸(息を吸うとき胸がへこむ)
        ・呼吸困難症状(呼吸回数が多い、呼吸が浅くなる)
        ・唇が紫色になる(チアノーゼ)
        ・急性脳症による痙攣や意識障害 

感染経路   ・飛沫感染
       ・接触感染

治療には、特別な治療方法はありません。高熱には、解熱剤、咳に対しては咳止めなどの対症療法になります。
高熱が出た時には脱水症状にならないようにしっかり水分補給をして下さい。軽症の場合は特別な治療は必要はなく、自然に治ることがほとんどですが、重症化した場合は入院治療が必要になります。

学校・幼稚園・保育園の登校・登園の目安
一定の明確な出席停止期間は定められてはいませんが、各学校、教育・保育施設により対応が異なります。RSウイルス感染症は、流行状況により第三種の感染症として扱われることがあります。
目安
&#10112症状により学校医やかかりつけ医において感染の恐れがないと認めるまで
A発熱・咳などの症状が安定し、全身状態が良い場合

感染予防 &#10112マスク着用 A手洗い・手指の消毒 B触れた物・場所の消毒などが推奨されています。


(2021年7月16日)

  虚血性大腸炎について
暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
無事?オリンピックも開催されましたが、コロナ禍のため、いつもとは違ったオリンピックの形となり、記憶に残るオリンピックとなったのではないでしょうか。もうしばらく暑さが続きますがどうぞご自愛ください。
さて、今回は虚血性大腸炎について取り上げたいと思います。 

虚血性大腸炎とは
虚血性大腸炎は、大腸の粘膜の中の血管に十分な血液が通らなくなることで生じる病気です。血管に十分な血液が通らなくなることを虚血といいます。
一過性・狭窄型・壊死型と重症度が変わります。一過性のものは安静を保つことで回復が望めます。狭窄型と壊死型では手術が必要になることもあります。

原因
最も頻度の高い原因は「便秘」です。便秘で強くいきんで腹圧がかかった際に大腸粘膜への血流が途絶えるために起こります。動脈硬化を起こす高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病によって発症リスクが上昇します。こうしたことから高齢者(便秘がちな女性)に多く、時期的には脱水の多い真夏や寒い冬の時期での発症が多くなっています。便秘や排便後に腸壁が強度に収縮することで血流障害が起こり、虚血になることもあるため、若年者で発症する場合もあります。

症状
突然の強い腹痛と下痢で発症し、やがて下血が続くのが特徴です。こうした症状は、炎症性腸疾患や憩室炎など幅広い大腸疾患で起こり、それぞれ治療法が異なります。こうした症状がありましたら、診察を受けて適切な治療を受けて下さい。

治療
一過性型の場合(軽症も含む)、腸の安静を保つために絶食が必要になります。できるだけ大腸に負担がかからないような消化のいい食事管理を行い、内服薬で加療し経過観察します。場合によっては脱水にならないよう、点滴をすることもあります。一般的に1〜2週間で状態が安定してきます。その他、炎症の程度を評価するための血液検査や大腸カメラ検査、腸壁の肥厚や周辺組織の状態を確認するために超音波検査を行います。


(2021年8月12日)

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