宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  健康寿命を延ばすために
まず、平均寿命と健康寿命の違いについて知っておきましょう。

平均寿命とは?
ある集団に生まれた人間が平均して何年生きられるかの期待値のことをいいます。
健康寿命とは?
日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間の事です。
じつは、平均寿命と元気に過ごすことのできる健康寿命の間には約10年の差があるのです。なので、健康寿命を寿命までどれだけ近づけられるかが鍵となってきます。

そこで、健康寿命を延ばすために大事になってくるのがフレイル予防です。
まずフレイルって何?
フレイルとは虚弱を意味し、年をとり筋力や認知機能、社会とのつながりなどが低下した状態の事をいいます。健常から要介護へ移行する中間の段階で、多くの高齢者はこのフレイルを経て要介護状態へ進むと想定されています。
フレイル予防は何をすればいいの?
1:栄養(食・口腔機能)
バランスの良い食事、よく噛むことも重要です。低栄養は、フレイルを起こす最大の要因となってきます。
2:運動
筋力の低下を防ぐことで、転倒・骨折で寝たきりになるリスクも軽減されます。
3:社会参加(趣味・ボランティアなど)
社会参加の機会が低下するとフレイルの最初の入り口になりやすいことがわかってきました。地域のボランティア活動に参加したり、趣味など自分に合った活動を見つけてみましょう。
どれか1つだけすればいいというものではありません。うまくリンクさせ自分の生活サイクルに組み入れていくことが大切です。
皆さんも、この3つのポイントを心掛けてフレイル予防を行い、健康寿命を延ばしていきましょう。


(2019年10月21日)

  シックディとは?
皆さん「シックディ」という言葉を聞いたことはありますか?
糖尿病の方の中には聞いたことがある方や、なんとなく聞いたことがある、まだ聞いたことがない方もいらっしゃるかもしれません。
すでに知っている方もそうでない方も、一緒にシックディについて考えてみましょう。

シックディとは、糖尿病の方が治療中に風邪などによる発熱、下痢や嘔吐などの体調不良を起こしたり、食欲不振のため食事がとれない状態のことをいいます。
糖尿病の方はそうでない方に比べ、病気に対する抵抗力が低下し、免疫力が弱くなっています。そのため、体調を崩すことで食欲不振となり、食事や水分がとれなく薬が飲めなくなると、血糖値が上がり高血糖になってしまい、昏睡などの重篤な症状を引き起こしてしまうことがあります。逆に食事がとれず薬だけ飲んでしまうと、低血糖の症状を起こす場合もあります。
体調を崩された時には、自己判断でインスリン注射や薬の服用を中断せずに、必ず主治医に相談して下さい。
軽い体調不良などと安易に考えてしまうと、重篤な症状になる危険性がありますので、糖尿病の方は体調不良を感じたら早めに病院を受診することが大切です。

― シックディにならないための対処法 ―
・風邪をひいたら体を温め安静にする。
・食事は消化の良いものをとる。絶食は絶対にしないで下さい。
・水分は1日1リットル以上とる。経口補水液( OS−1)なども良いでしょう。
・血糖値を自己測定されている方は、こまめにチェックすると良いでしょう。
 自己測定されていない方は、体調の変化がある場合には、早めに病院を受診して下さい。


(2019年11月13日)

  インフルエンザの流行を防ぐために
今年もインフルエンザの流行に注意する頃になりました。当院でもたくさんの方がインフルエンザワクチンを行うため来院されています。
それと同時に、先月くらいからインフルエンザに感染し、治療を受けられる方も出てこられました。そこで、インフルエンザについてと予防についてお話しします。

インフルエンザとはインフルエンザウイルスA型、B型を主に原因として発症します。
症状は、突然の高熱(38度以上が多い)節々の痛み、全身がだるい、頭痛、などが急に出現するのが特徴です。また小児や高齢者を中心に、まれに重篤な合併症(肺炎、脳症など)起こす可能性があります。
普通の風邪と違い、鼻水、くしゃみ、のどの痛みはあまりみられず、上記のような症状が突然現れます。
感染してから1〜2日で発症することが多いです。

【インフルエンザの予防】
@予防接種
 ワクチンの接種により感染を防ぐ他、感染しても重症化になるのを防いでくれます。
 型が毎年変わるので毎年接種しましょう。13歳以上は1回、13歳未満は2回接種します。生後6か月から接種可能です。
 まだワクチンの受けられない赤ちゃんがいらっしゃる家庭は他の家族の方が受けられることをおすすめします。

A流行期間中、突然の高熱があった場合、インフルエンザを疑うべき
 周りでインフルエンザの方がいないと普通の風邪かな?と思われることもあるかと思います。
しかし、スーパーや電車など日常生活で飛沫感染(咳は2メートル以上)、接触感染(ドアノブにウイルスが付着し、触れて口元を触るなど)で感染するので自分のわからない所で自分が感染し、他の方に知らない間にうつしている可能性もあるのです。
当院では、高熱がある方は呼び出しボタンを押していただく、又、スタッフに声をかけていただくと他の部屋にご案内いたします。
昨日の夜や朝まで高熱があった方もスタッフに伝えていただくとご案内いたします。
当院ではお部屋を別にすることで感染の予防に努めております。

B流行の時期は手洗い、うがい
 やはり予防の基本は手洗いうがいです。これはインフルエンザだけではなく他の病気、感染症の予防にもなります。
自分自身も守り、簡単に実行できることです。

冬もたくさん楽しみにしていることや仕事、学業など大切な場面などあるかと思われます。
予防を心がけることにより感染を防ぐ、および感染を広げることを大きく減少させることができます。
自分自身、家族、学業、仕事のためにも予防を心がけましょう。


(2019年12月10日)

  アデノウイルスについて
高熱が出て冬に流行る病気といえば、インフルエンザを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はインフルエンザじゃないこともあるんですよ!!
それは、もしかしたら…アデノウイルスかも知れません!!
アデノウイルスとは、夏場の屋外プールなどで広く感染するケースが多いことから、別名プール熱(咽頭結膜熱)とも言います。ただし、冬の風邪の原因でもあります。
三大症状として、咽頭炎(喉の腫れ、痛み)、結膜炎(目ヤニ、目の充血)、高熱(38〜40℃近い高熱)があります。それ以外にも、鼻水、咳、全身倦怠感などがあります。
アデノウイルスの感染力は強く、飛沫感染や接触感染によってうつり、幼児から小学生に圧倒的に多く発症するケースが多く、潜伏期間は一般的に5〜7日程度と言われています。
アデノウイルス感染症はその名の通りウイルス性疾患ですが、現在のところアデノウイルス単体に効果のある抗ウイルス剤はありません。ですから、アデノウイルス感染症の治療に関しては自然治癒力による回復を積極的に考えて安静第一の治療を行うことになります。そして対症療法が治療の基本となります。
当院では迅速診断を行うこともできるので、早めに医療機関に受診することをお勧めします。


(2020年1月10日)

  肺気腫・COPDとは?
肺気腫やCOPDという言葉を皆さんご存知でしょうか?
もともと肺気腫として知られていますが、現在は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼びます。この病気は、煙草の喫煙によって起こり喫煙量が多い人ほど発症しやすい病気ですが、実際に煙草を吸っていなくても周りの人が吸っている煙(副流煙)を吸ってしまっても肺が傷つき発症します。肺気腫(COPD)は、何年もかけてゆっくり進行しけっして急激に起こるものではありません。煙草によって肺や気管支が傷ついたことにより息を吐く途中でふさがり上手く息を吐ききれなくなって呼吸機能が落ちてしまいます。その為、息切れの症状がでます。その他の症状は、頻度は高くはありませんが咳や痰などの症状もでます。中には、症状が出ない方もいます。症状が悪化すると酸素が取り込みにくくなるため酸素吸入が必要になり在宅酸素療法が必要になる方もいます。
COPDの治療は、根治治療ではなく姑息的治療になり悪化を防ぎ症状を改善します。
煙草を吸っている人は、ふと我に返ってみると咳や痰が日常茶飯事なことが多いのではないでしょうか?実はすでにCOPDになっている可能性もあります。一番の予防治療は、禁煙です。
見た目では判らない肺の健康を知るヒント「肺年齢」を一度測定してみてはいかがでしょうか。


(2020年2月3日)

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