宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  インフルエンザに関するQ&A
今年もインフルエンザが流行しています。
患者さんからよく聞かれる質問をQ&Aにまとめてみました。ぜひご活用ください。

Q1.風邪とインフルエンザはどう違うのですか?
A1.症状の重さと感染力の強さが違います。
風邪はさまざまな種類の病原体が、鼻やノドに感染しておこる病気の総称です。一般的に、発熱してもインフルエンザほどの高熱が出ることはなく、そのほかの症状も比較的かるいです。
一方、インフルエンザは「インフルエンザウイルス」というウイルスが原因でおこります。一般的に高熱が出たり、全身倦怠感・筋肉痛などの症状が強いこと、また、感染力が非常に強いとされています。
学級閉鎖などの社会的影響力も大きいため、風邪とは区別すべき重要な病気と考えられています。

Q2.インフルエンザA型とB型の違いは?
A2.症状や流行時期が異なります。
A型インフルエンザは、B型よりも先に流行する事が多いです。A型の症状としては、高熱・咳・ノドの痛み・筋肉痛などの症状が現れます。重症になると肺炎などを引き起こします。
B型インフルエンザは、A型の流行がおさまってきた頃から流行し始めます。症状としてはA型よりも軽く、発熱のほか吐き気・下痢などの症状を伴うこともしばしばあります。そのため、ノロウイルスやふつうの風邪との見分けが難しいです。

Q3.インフルエンザか調べるにはどのような検査を受けるのですか?
A3.迅速診断法という診断キットを使った簡単な方法で調べることができ、のどや鼻などの拭い液を使って検査します。結果は8〜15分で出ます。
正しく検査をするためには発熱から概ね6時間程度必要といわれていますが、流行状況や接触歴など、検査結果だけではなく症状なども含めて総合的に判断し、治療法を選択します。

Q4.インフルエンザにかかってしまったらどのような治療をするのですか?
A4.抗インフルエンザ薬を使用したり、症状に対する対症療法を行います。
抗インフルエンザ薬には内服薬のタミフルや吸入薬のリレンザやイナビルがあります。発症から48時間以内に使用し始めると、症状の出る期間を短縮することができますが、48時間を過ぎてから使用した場合では十分な効果は期待できません。
また、高熱が出るため、水分を十分にとり脱水をおこさないようにすることが大切です。感染力が非常に強いため、まわりへの感染防止をすることも重要です。

Q5.熱が下がったら学校へ行ってもいいですか?
A5.学校保健安全法では出席停止期間の基準を「発症してから5日を経過し、かつ、解熱してから2日(幼児は3日)を経過するまで」と定めています。
出席停止期間を守り、周囲への感染拡大を防ぎましょう。

(平成29年2月17日)

  ご家庭での血圧測定について
高血圧の治療では、血圧を目標値まで下げることが重要です。
血圧を下げることにより、高血圧によって引き起こされる脳梗塞や心筋梗塞、腎不全などの合併症を予防することができます。

血圧について、大きな変動はないか、お薬が効いているかなどを確認するために、病院での月に1度の血圧測定よりも、ご家庭での毎日の血圧測定の方がより多くの情報を得ることができます。
大切なことは、毎日続けて測定することです。自分の血圧の状態がわかるようになり、自分の健康管理に対して前向きになることができます。
病院を受診するときだけでなく、血圧測定を毎日の習慣にしましょう。

<血圧測定のポイント>
まずは血圧計について、上腕で測定するタイプの血圧計をおすすめします。手首や指先で測定するタイプの血圧計よりも、上腕で測定するタイプの血圧計の方が誤差が少ないといわれています。

○朝の測定は起床後1時間以内に。夜の測定は就寝前に。
○排尿後、服薬前、朝の場合は朝食前に。
○測定前のコーヒーやタバコは避けましょう。
○測定は座った状態で行い、1〜2分安静にしてから測定しましょう。
○測定する腕は、心臓と同じ高さにしましょう。
○血圧計は素肌または肌着などの薄い洋服の上から巻くようにしましょう。
○測定値は記録しておきましょう。

血圧は、短期間の測定で判断せず、できるだけ継続的に、毎日測定・記録し、血圧の変化を把握することが、血圧管理における最も重要なポイントです。

(平成29年3月25日)

  胃カメラ検査をご検討されている方へ
みなさんは胃カメラ検査についてどのような印象をお持ちですか。
当院でも胃カメラ検査を行っていますが、予約をとる際、特に初めて胃カメラ検査をされる方から「痛くないですか」「口からと鼻からはどちらがいいですか」などの質問をされることがよくあります。
今回は、胃カメラ検査をうける手順と口から・鼻からの胃カメラについてご説明いたします。

まず検査の前日ですが、夕食は午後の9時までに消化の良いものを召し上がっていただき、それ以降は何も召し上がらないでください。飲み物については、アルコール以外でしたら、夜中の12時頃までお飲みいただけます。
検査の当日は、朝食は絶対に召し上がらずにお越しください。

1.口からの胃カメラ
(1)口からの胃カメラの前処置
@胃の中の泡を消すための水薬を飲みます。
Aカメラを飲みやすくするために、ノドに2回麻酔をします。
B最初に飲んだ薬が胃の中にいきわたるように横になり4回転します。
Cノドにスプレーの麻酔をします。
Dその後先生が来てから、もう一度スプレーの麻酔をし、マウスピースを咥えてもらいます。
(2)口からの胃カメラの特徴
・視野が広く、きれいに見える
・鼻からの胃カメラ検査より、検査時間が多少短い
・前処置が鼻からの胃カメラよりも短い

2.鼻からの胃カメラ
(1)鼻からの胃カメラの前処置
@口からと同様に胃の中の泡を消す水薬を飲み、横になり2回転します。
A鼻血が出にくくなるスプレーを左右にし、併せて、どちらの鼻の方がとおりが良いか確認します。
B再度2回転します。
Cとおりの良い方の鼻へ麻酔を入れ、カメラより細い管を入れ1〜2分間おきます。
Dカメラと同じ太さの管に入れ替え、検査が始まるまでしばらく入れておきます。
Eノドにスプレーの麻酔をします。
Fその後先生が来てから、もう一度スプレーの麻酔をします。
(2)鼻からの胃カメラの特徴
・嘔吐反射が少ない
・カメラが細いので飲み込みやすい
・検査中にお話しすることができる

どちらの胃カメラも、検査の際、必要があれば組織採取を行い、病理検査を行うことができます。
検査後は、麻酔が切れるまで1時間程お休みいただき、その後の診察で検査結果を聞いていただきます。

一般的には、鼻からの胃カメラの方が苦痛が少ないといわれていますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
当院では口から・鼻からの胃カメラどちらもご用意がございますので、検査を希望される方はお気軽にご相談ください。

(平成29年4月14日)

  NBI内視鏡について
NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)とは最新の内視鏡で青色と緑色の二種類の狭帯域光を粘膜に投影し、粘膜表層の微小血管像と粘膜表面の微細構造を明瞭にします。

がんの増殖には、血管からの栄養補給を必要とするため、病変の近くの粘膜には、多くの血管が集まりやすくなると考えられています。
粘膜内の血管などをより鮮明に観察しやすくするために、血液中のヘモグロビンが吸収しやすい特殊な光を照らし画面に表示するのがNBIです。
NBIでは、毛細血管の集まりやパターンなどが鮮明に表示され、通常の内視鏡による白色光による観察では見えにくかったがんなどの病変も早期に見つけることができます。
その中でも咽頭がんや食道がんの発見に優れていると言われています。
しかし、NBIを使用すればすべてのがんを簡単に発見できるわけではなく、白色光での色調変化や血管の所見と総合的な判断が必要です。
挿入時に白色光で観察する場合は抜去時にNBIに切り替えて観察することで、見逃しを減らすことができます。
白色光観察で発赤した病変を発見した場合は、その時点でNBIに切り替えると、病変の特徴がより認識できます。

当院では現在、全ての内視鏡にNBIを導入し早期がんの発見に努めております。


(平成29年5月29日)

  プール熱(咽頭結膜熱)について
ニュースや新聞にも報告されたように、今年6月上旬、プール熱の発症が2007年以降過去10年間の中で最多となっていることが国立感染症研究所の集計で分かりました。例年は6月ごろから増え始めるのですが、今年は5月から増え始めているようです。


プール熱とは、アデノウィルスによる感染症です。何種類かの型があります。また、プールを通して移ることもありますが、咳やくしゃみ、タオルの使いまわしなどプールに入らなくても移ります。

5〜7日の潜伏期を経て急激に咽頭痛、目の痛み、39度の高熱が見られます。眼症状(目が赤い、目やにが出る等)は片側から発症し2〜3日で両側になることが多いです。発熱は4〜5日前後持続します。

確定診断は咽頭ぬぐい液からの迅速診断で可能です。

特効薬はなく、症状を抑える治療が中心です。熱やのどの痛みを抑える解熱鎮痛薬などです。めやにがひどいときは目薬を使う場合もあります。

家庭では高熱が続くため水分を十分に取らせてください。麦茶やイオン飲料など本人が飲みやすいものがよいでしょう。
食事はのどの痛みが強いため無理をせず少しずつ取れていていれば大丈夫です。
すっぱいものは避けましょう。

ただし、高熱が4〜5日以上続くとき、水分が全く取れない時、元気がなく、ぐったりしているときはもう一度診察をしましょう。

学校や園には熱が下がり、のどの痛みもとれて、食事も含め普通の生活に戻ってからです。(学校伝染病に指定されており、『主な症状がなくなってから2日間』過ぎたら出席できるようになってます。)

予防はせっけんでの手洗い、タオルなどの使いまわしをしない、などが有効です。


(平成29年6月23日)

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