宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  ご家庭での血圧測定について
高血圧の治療では、血圧を目標値まで下げることが重要です。
血圧を下げることにより、高血圧によって引き起こされる脳梗塞や心筋梗塞、腎不全などの合併症を予防することができます。

血圧について、大きな変動はないか、お薬が効いているかなどを確認するために、病院での月に1度の血圧測定よりも、ご家庭での毎日の血圧測定の方がより多くの情報を得ることができます。
大切なことは、毎日続けて測定することです。自分の血圧の状態がわかるようになり、自分の健康管理に対して前向きになることができます。
病院を受診するときだけでなく、血圧測定を毎日の習慣にしましょう。

<血圧測定のポイント>
まずは血圧計について、上腕で測定するタイプの血圧計をおすすめします。手首や指先で測定するタイプの血圧計よりも、上腕で測定するタイプの血圧計の方が誤差が少ないといわれています。

○朝の測定は起床後1時間以内に。夜の測定は就寝前に。
○排尿後、服薬前、朝の場合は朝食前に。
○測定前のコーヒーやタバコは避けましょう。
○測定は座った状態で行い、1〜2分安静にしてから測定しましょう。
○測定する腕は、心臓と同じ高さにしましょう。
○血圧計は素肌または肌着などの薄い洋服の上から巻くようにしましょう。
○測定値は記録しておきましょう。

血圧は、短期間の測定で判断せず、できるだけ継続的に、毎日測定・記録し、血圧の変化を把握することが、血圧管理における最も重要なポイントです。

(平成29年3月25日)

  胃カメラ検査をご検討されている方へ
みなさんは胃カメラ検査についてどのような印象をお持ちですか。
当院でも胃カメラ検査を行っていますが、予約をとる際、特に初めて胃カメラ検査をされる方から「痛くないですか」「口からと鼻からはどちらがいいですか」などの質問をされることがよくあります。
今回は、胃カメラ検査をうける手順と口から・鼻からの胃カメラについてご説明いたします。

まず検査の前日ですが、夕食は午後の9時までに消化の良いものを召し上がっていただき、それ以降は何も召し上がらないでください。飲み物については、アルコール以外でしたら、夜中の12時頃までお飲みいただけます。
検査の当日は、朝食は絶対に召し上がらずにお越しください。

1.口からの胃カメラ
(1)口からの胃カメラの前処置
@胃の中の泡を消すための水薬を飲みます。
Aカメラを飲みやすくするために、ノドに2回麻酔をします。
B最初に飲んだ薬が胃の中にいきわたるように横になり4回転します。
Cノドにスプレーの麻酔をします。
Dその後先生が来てから、もう一度スプレーの麻酔をし、マウスピースを咥えてもらいます。
(2)口からの胃カメラの特徴
・視野が広く、きれいに見える
・鼻からの胃カメラ検査より、検査時間が多少短い
・前処置が鼻からの胃カメラよりも短い

2.鼻からの胃カメラ
(1)鼻からの胃カメラの前処置
@口からと同様に胃の中の泡を消す水薬を飲み、横になり2回転します。
A鼻血が出にくくなるスプレーを左右にし、併せて、どちらの鼻の方がとおりが良いか確認します。
B再度2回転します。
Cとおりの良い方の鼻へ麻酔を入れ、カメラより細い管を入れ1〜2分間おきます。
Dカメラと同じ太さの管に入れ替え、検査が始まるまでしばらく入れておきます。
Eノドにスプレーの麻酔をします。
Fその後先生が来てから、もう一度スプレーの麻酔をします。
(2)鼻からの胃カメラの特徴
・嘔吐反射が少ない
・カメラが細いので飲み込みやすい
・検査中にお話しすることができる

どちらの胃カメラも、検査の際、必要があれば組織採取を行い、病理検査を行うことができます。
検査後は、麻酔が切れるまで1時間程お休みいただき、その後の診察で検査結果を聞いていただきます。

一般的には、鼻からの胃カメラの方が苦痛が少ないといわれていますが、どちらにもメリット・デメリットがあります。
当院では口から・鼻からの胃カメラどちらもご用意がございますので、検査を希望される方はお気軽にご相談ください。

(平成29年4月14日)

  NBI内視鏡について
NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)とは最新の内視鏡で青色と緑色の二種類の狭帯域光を粘膜に投影し、粘膜表層の微小血管像と粘膜表面の微細構造を明瞭にします。

がんの増殖には、血管からの栄養補給を必要とするため、病変の近くの粘膜には、多くの血管が集まりやすくなると考えられています。
粘膜内の血管などをより鮮明に観察しやすくするために、血液中のヘモグロビンが吸収しやすい特殊な光を照らし画面に表示するのがNBIです。
NBIでは、毛細血管の集まりやパターンなどが鮮明に表示され、通常の内視鏡による白色光による観察では見えにくかったがんなどの病変も早期に見つけることができます。
その中でも咽頭がんや食道がんの発見に優れていると言われています。
しかし、NBIを使用すればすべてのがんを簡単に発見できるわけではなく、白色光での色調変化や血管の所見と総合的な判断が必要です。
挿入時に白色光で観察する場合は抜去時にNBIに切り替えて観察することで、見逃しを減らすことができます。
白色光観察で発赤した病変を発見した場合は、その時点でNBIに切り替えると、病変の特徴がより認識できます。

当院では現在、全ての内視鏡にNBIを導入し早期がんの発見に努めております。


(平成29年5月29日)

  プール熱(咽頭結膜熱)について
ニュースや新聞にも報告されたように、今年6月上旬、プール熱の発症が2007年以降過去10年間の中で最多となっていることが国立感染症研究所の集計で分かりました。例年は6月ごろから増え始めるのですが、今年は5月から増え始めているようです。


プール熱とは、アデノウィルスによる感染症です。何種類かの型があります。また、プールを通して移ることもありますが、咳やくしゃみ、タオルの使いまわしなどプールに入らなくても移ります。

5〜7日の潜伏期を経て急激に咽頭痛、目の痛み、39度の高熱が見られます。眼症状(目が赤い、目やにが出る等)は片側から発症し2〜3日で両側になることが多いです。発熱は4〜5日前後持続します。

確定診断は咽頭ぬぐい液からの迅速診断で可能です。

特効薬はなく、症状を抑える治療が中心です。熱やのどの痛みを抑える解熱鎮痛薬などです。めやにがひどいときは目薬を使う場合もあります。

家庭では高熱が続くため水分を十分に取らせてください。麦茶やイオン飲料など本人が飲みやすいものがよいでしょう。
食事はのどの痛みが強いため無理をせず少しずつ取れていていれば大丈夫です。
すっぱいものは避けましょう。

ただし、高熱が4〜5日以上続くとき、水分が全く取れない時、元気がなく、ぐったりしているときはもう一度診察をしましょう。

学校や園には熱が下がり、のどの痛みもとれて、食事も含め普通の生活に戻ってからです。(学校伝染病に指定されており、『主な症状がなくなってから2日間』過ぎたら出席できるようになってます。)

予防はせっけんでの手洗い、タオルなどの使いまわしをしない、などが有効です。


(平成29年6月23日)

  子どもや高齢者の熱中症予防について
7月に入り、暑い日が続いていますね。
熱中症への注意が必要な季節となりました。
熱中症は、特に子どもや、高齢者がかかりやすいといわれていますが、なぜでしょうか?どのような点に注意する必要があるのでしょうか?

〔子どもが熱中症になりやすい理由〕
@大人と比べ汗をかく機能や体温を調整する機能が未熟である
A身長が大人より低いため、地面からの照り返し熱の影響を受けやすい
B暑さにあわせた服装をする、涼しい場所へ移動する、水を飲みにいくなど、暑さに対する予防策を自分からとりにくい  

〔子どもが熱中症にならないために注意できること〕
@子どもの顔色や汗のかき方をよく見て早期発見を!
・顔が火照っている、ひどく汗をかいている、おしっこの色がいつもより濃い等は熱中症の初期症状です。涼しい場所に移動し、衣服を緩め、脇の下や足の付け根、首を冷たいタオルなどで冷やしてあげましょう。そして少しずつ水分を補給してあげましょう。
Aこまめに水分補給を!
・お出かけ前後、入浴前後、寝る前・起きた後など、汗をかいたときは特に水分補給をしましょう。
B通気性の良い服を!外出時は帽子をかぶりましょう!
C暑い時間帯の外出は控え、外を歩くときはなるべく日陰を通りましょう!

〔高齢者が熱中症になりやすい理由〕
@加齢に伴い暑さを感じにくくなっている
A加齢に伴い汗をかく機能が低下するため、熱を下げにくくなっている
B体の中の水分量が若い頃より減っており、尚且つ、のども乾きにくい

〔高齢者が熱中症にならないために注意できること〕
@部屋に室温・湿度計をおきこまめに観察する
A少しでも暑いと感じたらエアコンをつける
・30℃を超えると冷房を入れたほうが良いといわれています。冷え過ぎも良くないので28℃以上などで設定し使用しましょう。
Bこまめに水分補給をする
・のどが乾いていなくても1時間に1回は水分補給を!
・外出時も水分を持ち歩き、こまめに水分補給をしましょう!

子どもや高齢者は熱中症の進行が速く、重症化しやすいため、予防をしっかりと行うことが大切です。

※Dr宮川の注目コーナーの4ページ目にも「熱中症対策」が記載されていますので、そちらもよろしければご覧ください。


(平成29年7月26日)

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