宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  健康診断で血圧が高いといわれたら
皆さん、健診は毎年受けていらっしゃいますか?血圧はほとんどの方が測ると思いますが、血圧が高めですね、と言われたことはないですか?
血圧は運動や精神面、食事、気温などさまざまな影響を受けやすく、常に変動しています。1度だけでなく自宅でも時間を決めて測ってみましょう。

血圧は座った状態で測ります。この際、数分間の安静ののち、大きく何回か深呼吸をしてから測定するようにしてください。
これで血圧が135/85mmhg以上の場合は高血圧の可能性が高いです。

また、生活習慣を改めることで高血圧を改善することにつながります。
(1)食塩は1日10g未満、できれば6g未満を目標に
食塩の摂りすぎは高血圧の大きな原因になります。
(2)食べ過ぎを避け、肥満を防ぐ
(3)禁煙をする、アルコールは控えめに
(4)ストレスをためないような生活を
(5)軽い運動で肥満予防、ストレス予防

減塩生活を心がけるようにすることで循環血液量の増加が抑えられ血圧の上昇を防ぐことができます。摂取量を減らす工夫を始めましょう。

【食塩1gを含む調味料の量】
濃口しょうゆ7g(小さじ1強)
薄口しょうゆ6g(小さじ1)
ウスターソース12g
※普通のラーメン1杯で6g前後の食塩が含まれています!普段からの食生活の見直しが大切ですね。

しかし、高血圧が長い間持続すると全身の動脈硬化が進行し、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患、心筋梗塞、狭心症や心不全などの心臓病、腎硬化症や尿毒症などの腎臓病、頸動脈狭窄や下肢閉塞性動脈硬化症、高血圧性網膜症などの眼の病気を引き起こす原因となります。高血圧をそのまま放置することなく専門医と相談することが大切です。


(平成30年8月31日)

  救急処置について
9月9日は「救急の日」である事をご存じですか?
「救急の日」は、9(きゅー)月9(きゅー)日の語呂合わせから、昭和57年に厚生労働省によって定められました。この「救急の日」をきっかけに皆さんに救急に対する関心や理解を深めていただくことを目的としています。

皆さん、目の前で人が倒れたらどうしますか?突然のことにびっくりしてどうしたらよいかわからなくなりますよね。救命率は、心停止から1分毎に約10%下がると言われています。そのため、心臓が突然止まってしまった場合、救急車が来るまでに心臓マッサージとAEDを行うことは救命や社会復帰に多きく影響します。自動車免許を取る際、心臓マッサージやAEDの講習がありますが、長い間使わずにいると忘れてしまいますよね。今回は、倒れている人、特に心臓や呼吸が止まってしまった人がいた時、どうすればよいか復習したいと思います。

〈倒れている人を発見したら〉
@まず、倒れている場所の安全を確保します。そして、反応の確認をします。肩を叩き大声で「大丈夫ですか?」などと声をかけます。応答やしぐさがなければ「反応なし」です。
A応援を呼びます。「誰かきてください。」応援に来てくれた人に、救急車とAEDを依頼します。「119番通報をしてください」「AEDを持って来てください」
B呼吸の確認をします。胸と腹部の動きを見ます。10秒以内で行います。
C呼吸がない、又は、普通ではない呼吸(しゃくりあげるようなとぎれとぎれの呼吸など)の時は心停止とみなし、心臓マッサージを行います。よくわからない時も心臓マッサージを開始します。
D心臓マッサージを、強く(胸が5p沈む強さ)、速く(100〜120回/分)、絶え間なく(中断は最小限)行います。人工呼吸は、訓練を受けていて、行なう技術と意思がある場合のみ、心臓マッサージ30回に対し2回行います。
EAEDが到着したら電源を入れ、音声の指示に従って操作します。胸に装着している間もできるだけ心臓マッサージは中断しないようにします。AEDから電気ショックの指示が出たらショックを行い、終了後「ただちに胸骨圧迫を開始してください」とメッセージが流れましたら、すぐに心臓マッサージを再開します。電気ショックが必要無かった場合も心臓マッサージを続けます。2分経過後、再度心電図の解析が始まり、必要であれば再度ショックが行われます。
どちらの場合も、救急隊が到着するまで、又は倒れている人の呼吸が普通に戻って呼びかけに反応するようになるまで続けます。

当院でも、救急の日にあわせ、毎年9月にスタッフ全員で救命について復習しています。
一般の方に向けては、救命講習会が消防署で定期的に開催されています。いざという時に行動できるように、参加してみるのもいいかもしれませんね。


(平成30年9月13日)

  インフルエンザ予防接種Q&A
10月に入り、今年もインフルエンザの予防接種がはじまりました。
みなさん、インフルエンザの予防接種は、毎年受けられていますか?
今回はインフルエンザの予防接種を受けるにあたり、皆さんが疑問に思われているのではないか?と思う点についていくつかお話ししたいと思います。

Q1、風邪とインフルエンザは何が違うの?
A:風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、鼻水やくしゃみ、咳、喉の痛みなどが中心で全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザより高くなく重症化することもあまりありません。
インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因となり、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が急速に現れるのが特徴です。併せて喉の痛み、鼻水、咳なども見られます。お子様では稀に急性脳症を、ご高齢の方や免疫が低下している方では肺炎を伴うなど重症になることがあります。

Q2、インフルエンザの予防接種をうけたらインフルエンザにかからなくなるの?
A:インフルエンザワクチンは、接種したからインフルエンザに100%かからないというものではありません。インフルエンザの発病をある程度予防したり、重症化を防ぐと言った効果があります。

Q3、インフルエンザの予防接種が原因でインフルエンザにかかることはないの?
A:インフルエンザワクチンは不活化ワクチンと言って、ウイルスの感染性を殺し、免疫を作るのに必要な成分を取り出して作っているので、予防接種でインフルエンザにかかることはありません。

Q4、予防接種してどれくらいで効果がでるの?
A:予防接種をしてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまで2週間程度と言われています。

Q5、去年も予防接種を受けたが、今年も受けるべき?
A:予防接種の効果が十分に持続するのは5ヶ月程度といわれています。また、インフルエンザウイルスは毎年流行に変化が見られるため、そのシーズンの流行を予測してワクチンは作られています。そのため、毎年接種することが勧められています。

Q6、予防接種をした日はお風呂に入っていいの?
A:入浴して大丈夫ですが、注射した部位を強くこすることは避けて下さい。

Q7、予防接種をした日はお酒を飲んだり運動したりしていいの?
A:いつも通りの生活で構いませんが、大量の飲酒や激しい運動は避けて下さい。

Q8:予防接種をした後気をつけることは?
A:インフルエンザワクチンを接種した後30分間は急な副反応(アナフィラキシー様症状〔蕁麻疹、かゆみ、呼吸困難〕)がおきることがあります。接種後30分程度は医療機関とすぐに連絡が取れるようにしておいて下さい。
また、接種部位の異常な反応や、体調の変化があった場合はすぐに医師の診察を受けて下さい。

当院でも、10月6日よりインフルエンザの予防接種を行っております。電話にてご予約うけつけております。お気軽にお問い合わせください。


(平成30年10月15日)

  風疹について
都会を中心に風疹の小流行が報告されています。感染拡大を防止するため予防接種が推奨されています。

風疹とは、風疹ウイルスによっておこる急性の発疹性感染症です。
別名三日ばしかともいわれています。

<原 因> 
 風疹ウイルスに感染した患者さんのくしゃみや咳などの飛沫で感染します。
 
<症 状>
 初期症状は、倦怠感や微熱、首のリンパ節の腫れなどが現れます。それから3〜7日前後経過すると発疹がみられます。顔から始まり全身へ広がりますが、跡を残すことはほとんどありません。発疹が現れる数日前から出現後1週間の間が感染力が強い時期です。
 症状が軽いと、気付かずに感染を広げてしまうことがあります。

<合併症>
 まれに、脳に炎症が起こり、頭痛・発熱・嘔吐などの症状や、けいれん、意識障害を来すこともあり、重症化することがあります。また、血液中の血小板が減り、出血が止まりにくくなることもあります。
 妊婦さんが風疹ウイルスに感染すると、おなかの赤ちゃんが、先天性風疹症候群にかかり、白内障や心疾患、難聴などの障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性があります。

<診 断>
 周囲の流行状況が手掛かりとなります。
 血液検査で抗体を調べたり、また血液や尿・のどから風疹ウイルスを検出したりすることで診断することもできます。

<治 療>
 特効薬は、残念ながら存在しません。
 症状を緩和する治療が行われます。
 合併症が生じた場合は、その病気に応じた治療が行われます。
 児童・生徒の方が感染した場合は、学校保健安全法で「発疹が消失するまで出席停止」と定められています。

<予 防>
 ワクチン接種による予防が最も有効とされています。
 1歳の時と小学校入学前1年間の2回接種することで予防ができます。
 風疹に罹ったことがなく、風疹ワクチンを接種していない、又は抗体検査で、免疫がついていない事がわかった場合には、任意接種を検討しましょう。予防接種を受けることで、自身だけではなく、他の人への感染を防ぐことにつながります。
 妊娠中は、ワクチン接種が受けられないため、妊娠適齢期には風疹抗体をチェックし、抗体が低い場合にはワクチン接種を受けて、予防することが推奨されています。
 予防接種の副反応は多いものが発熱と発疹です。一時的なもので自然に消失されるといわれています。
 飛沫により感染することからマスクをつけたり、手洗いやうがいを行うことも大切です。


(平成30年11月22日)

  胃内視鏡検査による胃がん検診について
みなさん、胃がん検診は受けていますか?
がんの中でも日本人に多く見られるのは胃がんです。
胃がんは一般的に初期段階では自覚症状がほとんど現れず、異常と感じる症状が現れた時には、進行がんの段階に入っていることも少なくありません。胃がんを早期に発見するには定期的に胃がん検診を受けることが大切です。

では、胃がん検診はどのようにして受けられるのでしょうか?
胃がん検診は、市町村や職域で行われている「対策型検診」と人間ドックなどの「任意型検診」で行うことができます。

この「対策型検診」での胃がん検診に近年、大きな変化がありました。

今まで、胃がん検診としてバリウム検査のみが行われていましたが、近年、胃内視鏡検査における胃癌死亡率減少効果の科学的根拠が証明され、胃内視鏡検査による胃がん検診が採用されるようになってきました。科学的根拠を証明した研究では「3年間に1度でも胃内視鏡検査を受けることで胃がんによる死亡率を30%減少させる効果がある」と報告されています。その一方、バリウム検査も胃癌死亡率減少効果を示しましたが、有意ではないこともわかりました。
こうして、従来はバリウム検査のみだった胃がん検診は、2016年4月よりバリウム検査か胃内視鏡検査を選べるようになったのです。(市町村によって胃がん検診の内容は異なります。ちなみにつくば市では2019年6月頃より胃内視鏡検査による胃がん検診が開始されると決まったと伺っています。)

今までバリウム検査で異常があると診断された場合は、医療機関で胃内視鏡検査による再検が行われていましたが、胃内視鏡検査による胃がん検診では、1度の検診で、生検といって異常が疑われる部位の細胞を一部とって詳しく調べることもできます。特に、ピロリ菌感染歴のある方は、科学的根拠の証明された胃内視鏡検査による胃がん検診を受けてみてもいいかもしれませんね。

※胃内視鏡検査による検診は2年に1度の検診で50歳以上の方が対象となります。バリウム検査による検診はしばらくの間は従来通り40歳以上の方を対象に1年に1度行われます。


(平成30年12月14日)

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