宮川内科・胃腸科医院
宮川内科・胃腸科医院


Dr宮川の注目コーナー

  良い睡眠とれていますか?
4月から始まった新しい環境や人間関係の中、たくさんの行事があわただしくあり、知らず知らずにたまっていたストレスや疲れから心身ともに不調が出てくるのが今頃です。
良い睡眠をとり、心と体をリフレッシュして毎日元気に過ごしましょう!


◎質の良い睡眠をとるコツ
心とからだの疲れを取るには、質の良い睡眠は欠かせません。睡眠習慣を見直してみましょう。

☆朝は決まった時間に起きて、太陽の光を浴びましょう
朝起きて、太陽の光を浴びることにより、体内時計のスイッチがONになります。
毎日、決まった時間に起きて生活リズムを整えましょう。

☆規則正しく食事を摂りましょう
朝食を摂ると消化器官が動き始めて、体が目覚めます。夜遅い時間に食べると寝つきが悪くなるので、22時以降にたくさん食べるのはやめましょう。

☆からだを動かしましょう
日中、無理なく続けられる運動を行うと、熟睡しやすくなります。

☆布団に入る前にリラックスしましょう
寝る前に、緊張や強い刺激があるとなかなか寝つけません。寝る前にぬるめのお湯に入ったり、軽いストレッチをしたりして心とからだをリラックスさせましょう。


◎ストレスと上手につき合うコツ
ストレスを全く感じない人はいないはず。生きていくうえでストレスはつきものです。ストレスをためないためには、休養をとって、少しでもストレスを解消していくことが必要です。


◎自分に合ったストレス解消法を見つけましょう
・のんびり入浴
・ストレッチをする
・笑いを生活に取り入れる
・音楽を聴く・歌う
・森林浴をする
・美術館や博物館に行く
・散歩をする
・深呼吸をする
・動物を飼う

  胃癌で亡くならないために
胃癌の疫学調査
 日本人の癌患者数の1位は胃(年間11万人)、2位は大腸、3位は肺です。しかし、死亡率をみると1位は肺癌で、胃癌と大腸癌は手術により、患者さんは80%治るため、死亡率は低くなっています。ある調査によりますと、日本人の胃癌患者数は団塊世代が引退してから20数年まで、高い水準のままで推移すると予想されています。したがいまして、胃癌対策が依然として、重要な課題であることに変わりありません。

胃癌発生の原因
 胃癌発生の原因は色々あると言われています。塩分のとりすぎや喫煙、遺伝などが取り上げられています。しかし、近年の研究では、胃内に生息するピロリ菌が胃癌発生の最大原因である事が明らかになって来ました。若い頃から、長らく胃内に生息するピロリ菌が、胃粘膜に慢性炎症をもたらせて、やがて胃粘膜が萎縮状態となり、そこから胃癌組織が発生すると言われています。胃癌発生を阻止するためにはピロリ菌対策がまさに避けて通れない事実になっています。

胃癌撲滅計画
 衛生状態をさらに改善し、ピロリ菌の感染率(保有率)を低下させる事が胃癌撲滅のための長期計画になると思います。しかし、30才台以上の人のピロリ菌保有率が30%〜80%と高い現況では、ピロリ菌除菌療法の普及が胃癌撲滅の目標をより早く達成させる近道と考えられています。ピロリ菌除菌により、胃癌発生は減少することが明らかになって来ました。しかし、その一方、除菌だけでは完璧な胃癌抑制は不可能であることも同時に明らかになりました。なぜならば、ピロリ菌がもたらした胃粘膜の萎縮状態が持続しているためです。したがいまして、我が国では胃癌を撲滅するためには、ピロリ菌除菌による一次予防と除菌後の定期的胃癌検診による二次予防が必要になります。

胃癌で亡くならないためにするべきこと
 胃癌で亡くならないために最も重要なことは、現在の自分の胃の状態を的確に把握することです。具体的には、ピロリ菌感染の有無のチェック(採血、又は呼吸法検査)及び、胃粘膜の状態を知ることです。胃の粘膜に異常がなく、ピロリ菌も陰性の場合には、胃癌発生の確率がきわめて低くなりますので、毎年の胃癌検診は必要なくなります。残りの群には、ピロリ菌除菌と定期的な内視鏡検診によるサーベイランスをすれば、まず胃癌による死亡が殆どなくなると考えます。
 胃粘膜の状態を知るためにはバリウム検査では不十分です。日本人の胃癌発生が年間11万人であり、しかし、職域検診や地域検診のバリウム検査を通して発見された胃癌は年間わずか5,500人(発見率0.088%)、95%の胃癌が人間ドックや病院、開業医での胃内視鏡検査によって発見されたものです。バリウム検査による職域検診や地域検診をむやみに継続することが、もはや時代錯誤なのではないかと思います。
 当院では、開院以来、胃癌の予防や早期発見に全力を注いで参りました。ピロリ菌検査のための機器を茨城県南一早く導入し、平成24年6月現在、800例近くのピロリ菌除菌の実績を持ち(二次除菌の成功率が97%)、また、胃内視鏡検査をより楽に受けられるよう、経鼻内視鏡も導入しております。胃癌のことについてはどんな事でもいいので遠慮せずにご相談にいらっしゃって下さい。

  あれれ・・もしかして脳梗塞の前兆?
 皆さん、脳梗塞がどんな病気かご存知ですか。脳梗塞は脳の中の動脈が詰まる事によって、その先の脳組織が壊死(えし)になってしまう状態と言う病気です。半身不随や寝たきりの最大の原因とも言われています。しかし、その一方、発病してから4時間半(出来れば3時間)以内に緊急処置をすれば、殆んど後遺症を残さずに完全に回復出来る病気でもあります。タイムイズブレイン(時間が脳)と言われる様に、発病したら素早く脳専門緊急病院に緊急受診する事が肝心です。高血圧や高脂血症、不整脈など、脳梗塞の危険因子と言われる病気を持って当院を通院している方が多いため、脳梗塞について、簡単に紹介させていただきたいと思います。

脳梗塞の原因
 脳梗塞の原因は主に脳血栓症と脳塞栓症であります。前者は高血圧や糖尿病、高脂血症、喫煙などの生活習慣病が原因で、脳の動脈が動脈硬化となり、次第に内腔が狭くなり、やがて、内腔が詰まって、脳組織が壊死になってしまいます。一方、脳塞栓症は心房細動など心臓の病気が原因で、脳の動脈が突然に心臓からとんで来た血栓子で詰まっているため、脳梗塞が急激に生じる病気です。脳梗塞の発生を防ぐため、生活習慣病の管理がきわめて重要です。

脳梗塞の症状
 脳梗塞による神経症状は血管閉塞の部位や閉塞のスピード、梗塞の大きさなどで決まります。一般的によくあるのは片方の手足や指が突然に動けなくなり、呂律が突然にまわらなくなり、はっきり物が言えなくなり、または目の前に突然に幕がかかって来て、一時的に見えなくなる事もあります。または手足の指が突然にしびれて、ビニール袋をはめた様なしびれ感であらわれる事もあります。さらに、めまいや記憶障害を生じる事もあります。これらの症状は出現してからずっと継続する症例もあれば、数秒間から数分間程度持続してから一旦消失する症例もあります。前者は脳梗塞であり、後者は一過性脳虚血発作と言われ、しばしば本格的な脳梗塞の前兆であり、緊急治療を要する場合が多い。

脳梗塞発症と疑われる時の対応
 高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙または心房細動など脳梗塞の危険因子を持っている方がもし突然に上記の症状が生じた場合、仮にそれが1〜2分間だけにしても、是非脳梗塞の可能性を思い出して下さい。その時、けっして翌朝または次回診察日まで待つ事ではなく、すぐに救急車を頼んで、脳救急専門病院へ直行して下さい。この近辺では筑波メディカルセンター病院や筑波記念病院、土浦協同病院をお勧めします。脳梗塞発病から4時間半(出来れば3時間)以内にt−PAという血栓溶解剤を注射するだけで、脳梗塞が後遺症を残さずに完全に治癒する可能性が高い訳です。かかりつけ医への連絡は救急病院に着いてからでも良いです。是非おぼえていただきたいです。

  スポーツの秋!!ウォーキングにチャレンジしてみませんか?
いよいよスポーツの秋!ですが、普段からどれくらい体を動かしていますか?車や電車やバスなどの交通機関が発達し、意識しないと歩く機会はどんどん減っていきます。
継続して歩くことで有酸素運動ができる手軽な運動がウォーキングです。いつでも、どこでも、だれでも、一人でできるウォーキングは、健康づくりに最適な運動です。街路樹も色づき始めるいい季節になりました。この機会にぜひ、チャレンジしてみてください!

☆「ウォーキングが体に良い」とは?
・ ウォーキングは、安全で効果的な有酸素運動です。
・ 心臓が強くなり、スタミナがアップします。
・ 脂肪燃焼効率がアップし肥満解消に効果的です。
・ 高血圧症に対する降圧効果があります。
・ インスリン感受性が改善し、糖尿病の改善に効果的です。
・ 動脈硬化の予防・改善が望めます。・ 心臓病にかかる危険度が減少します。
・ 骨密度の減少を防止します。
・ ストレス解消になります。

☆歩き方のポイント
・胸を張り,背筋を伸ばした良い姿勢。
・あごを引いて20〜30m先を見る。
・腕は軽く曲げて前後にしっかり振る。
・歩幅はいつもより大股気味にし,着地はかかとから着くようにしましょう。

☆効果的なウォーキングの目安
運動時間は、1日30分以上を目安にしましょう。 体内の糖質や脂肪を併せ、酸素を使い燃焼させてエネルギーとする有酸素運動は、筋肉、心臓、肺、血管などを活動させるいわゆる全身運動です。この全身運動を少なくとも一回につき10分は行いましょう。できれば30分以上は続けたいものですが、1日に10分づつ3回行っても効果が現れるといわれています。
ウォーキングを行う間隔は、週3回程度でも十分です。 効果は毎日行った場合と1日おきに行った場合との差がほとんどないと報告されています。無理して毎日行うことはないのです。
●はじめのうちは週3回くらいの軽いペースからスタート。
●からだの慣れにあわせて週5回ペースへと徐々にペースアップ。
●気分が悪いなどの症状があるときは、無理せずに運動を中止してください。
 

  急激な血圧変化に要注意
 季節も冬になり寒くなってくると、お風呂に入って体を温めるのが気持ちいいものです。しかし、いきなり熱いお湯に入るのは危険を伴い、注意が必要です。急激な温度変化は、急激な血圧変動を招き体に負担が掛かってしまうため脳卒中や心筋梗塞の引き金になる危険性があります。
 寒くなると血管が収縮して血圧は高くなります。特に気をつけなければならないのが早朝です。起床時から徐々に血圧は上昇し始め、体が目覚めるための準備を行うなど、血管が破れたり血栓ができやすい時間帯です。実際に、脳卒中や心筋梗塞などの脳心血管病は早朝に多く発症し、この引き金になっているのが早朝高血圧と言われているのです。
 そこで、寒い冬に急激な血圧変化から体を守るための方法を知っておきましょう。

<寒さ>
★部屋の温度差をなくしましょう。
脱衣所やトイレ、廊下など、また早朝、暖かい布団から出るときなども要注意です。暖かい服装をするなどの防寒対策を心がけましょう。特に高齢になるほど注意が必要です。

<ストレス>
★ストレスを解消しましょう。
イライラすると血圧は上がりますが、ストレスがなくなれが元に戻ります。しかし、ストレスが強く長く続いたりすると高血圧を引き起こします。また、ストレスや疲れが蓄積すると重い心の病気に進行してしまう危険性もありますので、自分なりのリラックス法を見つけてストレス解消に努めましょう。

<入浴や脱水>
★湯加減が大切。
熱すぎるお湯は血圧を急上昇させるのでとても危険です。脱衣所や浴室を暖かくしてから入りましょう。室温は20度以上で湯温は40度を超えないよう心がけましょう。42度以上の熱いお湯では交感神経が刺激され体が興奮状態になるので避けましょう。湯につかる時は腰湯か胸のあたりまでにし、食事や運動の直後の入浴も控えましょう。
★脱水に注意。
脱水は脳梗塞や心筋梗塞の引き金になることがありますので、入浴後は意識して水分をとるようにしましょう。

<トイレ>
★便秘を予防しましょう。
排便時のいきみは血圧を上げます。野菜などの食物繊維をとるようにして便秘を予防することが大切です。また、冬はトイレも温かくするようにしましょう。

<食事>
★塩分は少なめに。
塩分は6g未満を目標にしましょう。だしを濃くしたり、香辛料や酢やレモンなどで味にアクセントをつけると減塩しやすくなります。
★野菜・果実を積極的に。
ほうれん草などの緑黄色野菜や果物、きのこ類、海藻にはビタミンやミネラル、食物繊維がとても豊富です。積極的に摂取しましょう。


 高血圧の予防には生活習慣の改善が必要があります。以上のような点に気をつけ、寒い冬をのりきりましょう。また、普段から血圧を測定して記録し、主治医と相談しましょう。

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