宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  あれれ・・もしかして脳梗塞の前兆?
 皆さん、脳梗塞がどんな病気かご存知ですか。脳梗塞は脳の中の動脈が詰まる事によって、その先の脳組織が壊死(えし)になってしまう状態と言う病気です。半身不随や寝たきりの最大の原因とも言われています。しかし、その一方、発病してから4時間半(出来れば3時間)以内に緊急処置をすれば、殆んど後遺症を残さずに完全に回復出来る病気でもあります。タイムイズブレイン(時間が脳)と言われる様に、発病したら素早く脳専門緊急病院に緊急受診する事が肝心です。高血圧や高脂血症、不整脈など、脳梗塞の危険因子と言われる病気を持って当院を通院している方が多いため、脳梗塞について、簡単に紹介させていただきたいと思います。

脳梗塞の原因
 脳梗塞の原因は主に脳血栓症と脳塞栓症であります。前者は高血圧や糖尿病、高脂血症、喫煙などの生活習慣病が原因で、脳の動脈が動脈硬化となり、次第に内腔が狭くなり、やがて、内腔が詰まって、脳組織が壊死になってしまいます。一方、脳塞栓症は心房細動など心臓の病気が原因で、脳の動脈が突然に心臓からとんで来た血栓子で詰まっているため、脳梗塞が急激に生じる病気です。脳梗塞の発生を防ぐため、生活習慣病の管理がきわめて重要です。

脳梗塞の症状
 脳梗塞による神経症状は血管閉塞の部位や閉塞のスピード、梗塞の大きさなどで決まります。一般的によくあるのは片方の手足や指が突然に動けなくなり、呂律が突然にまわらなくなり、はっきり物が言えなくなり、または目の前に突然に幕がかかって来て、一時的に見えなくなる事もあります。または手足の指が突然にしびれて、ビニール袋をはめた様なしびれ感であらわれる事もあります。さらに、めまいや記憶障害を生じる事もあります。これらの症状は出現してからずっと継続する症例もあれば、数秒間から数分間程度持続してから一旦消失する症例もあります。前者は脳梗塞であり、後者は一過性脳虚血発作と言われ、しばしば本格的な脳梗塞の前兆であり、緊急治療を要する場合が多い。

脳梗塞発症と疑われる時の対応
 高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙または心房細動など脳梗塞の危険因子を持っている方がもし突然に上記の症状が生じた場合、仮にそれが1〜2分間だけにしても、是非脳梗塞の可能性を思い出して下さい。その時、けっして翌朝または次回診察日まで待つ事ではなく、すぐに救急車を頼んで、脳救急専門病院へ直行して下さい。この近辺では筑波メディカルセンター病院や筑波記念病院、土浦協同病院をお勧めします。脳梗塞発病から4時間半(出来れば3時間)以内にt−PAという血栓溶解剤を注射するだけで、脳梗塞が後遺症を残さずに完全に治癒する可能性が高い訳です。かかりつけ医への連絡は救急病院に着いてからでも良いです。是非おぼえていただきたいです。

  スポーツの秋!!ウォーキングにチャレンジしてみませんか?
いよいよスポーツの秋!ですが、普段からどれくらい体を動かしていますか?車や電車やバスなどの交通機関が発達し、意識しないと歩く機会はどんどん減っていきます。
継続して歩くことで有酸素運動ができる手軽な運動がウォーキングです。いつでも、どこでも、だれでも、一人でできるウォーキングは、健康づくりに最適な運動です。街路樹も色づき始めるいい季節になりました。この機会にぜひ、チャレンジしてみてください!

☆「ウォーキングが体に良い」とは?
・ ウォーキングは、安全で効果的な有酸素運動です。
・ 心臓が強くなり、スタミナがアップします。
・ 脂肪燃焼効率がアップし肥満解消に効果的です。
・ 高血圧症に対する降圧効果があります。
・ インスリン感受性が改善し、糖尿病の改善に効果的です。
・ 動脈硬化の予防・改善が望めます。・ 心臓病にかかる危険度が減少します。
・ 骨密度の減少を防止します。
・ ストレス解消になります。

☆歩き方のポイント
・胸を張り,背筋を伸ばした良い姿勢。
・あごを引いて20〜30m先を見る。
・腕は軽く曲げて前後にしっかり振る。
・歩幅はいつもより大股気味にし,着地はかかとから着くようにしましょう。

☆効果的なウォーキングの目安
運動時間は、1日30分以上を目安にしましょう。 体内の糖質や脂肪を併せ、酸素を使い燃焼させてエネルギーとする有酸素運動は、筋肉、心臓、肺、血管などを活動させるいわゆる全身運動です。この全身運動を少なくとも一回につき10分は行いましょう。できれば30分以上は続けたいものですが、1日に10分づつ3回行っても効果が現れるといわれています。
ウォーキングを行う間隔は、週3回程度でも十分です。 効果は毎日行った場合と1日おきに行った場合との差がほとんどないと報告されています。無理して毎日行うことはないのです。
●はじめのうちは週3回くらいの軽いペースからスタート。
●からだの慣れにあわせて週5回ペースへと徐々にペースアップ。
●気分が悪いなどの症状があるときは、無理せずに運動を中止してください。
 

  早起きして充実する一日
「早起きは三文の徳」…早起きをすると健康にもよく、また、その他にも何かと良いことがある!!ということわざをご存じでしょうか。
 冬を迎え、寒さは厳しくなりつつあり、朝はなかなか布団から出ることが出来ないという方は多いのではないでしょうか。しかし、一日を心地よく過ごせるかどうかは、朝の過ごし方で決まってくると言われています。
 私たちは、太陽に支配されて生きています。太陽が昇り朝日が目に入ると、交感神経のスイッチが入り、活動的になります。もし、太陽が昇ってもいつまでも寝ているようであれば、生産的な活動はできないことでしょう。
 朝、出勤される方の中には、余裕もなく準備をして出かけるという方も少なくないと思います。余裕なく出かけますと、忘れ物をしたり…と良い事はありません。
 いつもより30分早く起きて、心の余裕を持ちませんか。
心の余裕は活力に繋がるゆえ、生産性にも繋がります。もし、朝に香りのいいコーヒーを味わってみたら、もし朝に軽いストレッチ運動をしてみたら…何か変わるような気がしませんか。
 朝の30分の余裕を持つという事は、生き方全体が変わってくると言っても過言ではありません。
 気持ちの余裕を持つことは、良い一日をスタートさせ、気分の良い状態をキープするのにとてもいい方法です。
 朝、30分早く起きて、充実した一日を送ってみませんか。

  急激な血圧変化に要注意
 季節も冬になり寒くなってくると、お風呂に入って体を温めるのが気持ちいいものです。しかし、いきなり熱いお湯に入るのは危険を伴い、注意が必要です。急激な温度変化は、急激な血圧変動を招き体に負担が掛かってしまうため脳卒中や心筋梗塞の引き金になる危険性があります。
 寒くなると血管が収縮して血圧は高くなります。特に気をつけなければならないのが早朝です。起床時から徐々に血圧は上昇し始め、体が目覚めるための準備を行うなど、血管が破れたり血栓ができやすい時間帯です。実際に、脳卒中や心筋梗塞などの脳心血管病は早朝に多く発症し、この引き金になっているのが早朝高血圧と言われているのです。
 そこで、寒い冬に急激な血圧変化から体を守るための方法を知っておきましょう。

<寒さ>
★部屋の温度差をなくしましょう。
脱衣所やトイレ、廊下など、また早朝、暖かい布団から出るときなども要注意です。暖かい服装をするなどの防寒対策を心がけましょう。特に高齢になるほど注意が必要です。

<ストレス>
★ストレスを解消しましょう。
イライラすると血圧は上がりますが、ストレスがなくなれが元に戻ります。しかし、ストレスが強く長く続いたりすると高血圧を引き起こします。また、ストレスや疲れが蓄積すると重い心の病気に進行してしまう危険性もありますので、自分なりのリラックス法を見つけてストレス解消に努めましょう。

<入浴や脱水>
★湯加減が大切。
熱すぎるお湯は血圧を急上昇させるのでとても危険です。脱衣所や浴室を暖かくしてから入りましょう。室温は20度以上で湯温は40度を超えないよう心がけましょう。42度以上の熱いお湯では交感神経が刺激され体が興奮状態になるので避けましょう。湯につかる時は腰湯か胸のあたりまでにし、食事や運動の直後の入浴も控えましょう。
★脱水に注意。
脱水は脳梗塞や心筋梗塞の引き金になることがありますので、入浴後は意識して水分をとるようにしましょう。

<トイレ>
★便秘を予防しましょう。
排便時のいきみは血圧を上げます。野菜などの食物繊維をとるようにして便秘を予防することが大切です。また、冬はトイレも温かくするようにしましょう。

<食事>
★塩分は少なめに。
塩分は6g未満を目標にしましょう。だしを濃くしたり、香辛料や酢やレモンなどで味にアクセントをつけると減塩しやすくなります。
★野菜・果実を積極的に。
ほうれん草などの緑黄色野菜や果物、きのこ類、海藻にはビタミンやミネラル、食物繊維がとても豊富です。積極的に摂取しましょう。


 高血圧の予防には生活習慣の改善が必要があります。以上のような点に気をつけ、寒い冬をのりきりましょう。また、普段から血圧を測定して記録し、主治医と相談しましょう。

  胃炎・胃潰瘍の患者様へ
  すでにご存知の方も多いかと思いますが、胃潰瘍に加えて、慢性胃炎の患者様にもピロリ菌除菌が保険適応になりました。

胃癌の最大の原因と言われるピロリ菌が胃粘膜に生息した場合、ピロリ菌感染性慢性胃炎が生じて、そこから胃癌が発生すると言われています。ピロリ菌除菌をすることにより、将来、胃癌の発生が大幅に抑えられるだろうと推測されるため、厚労省がつい最近ピロリ菌除菌の保険適応に踏み切った訳です。

胃癌発生を事前に予防するため、ピロリ菌保有者に除菌すべきだと以前から我々が推奨してきましたが、今回の厚労省の決定には、我々の長年の努力が認められた様な感じで、とても嬉しく思います。除菌には1週間の薬の内服だけで、高い除菌率が得られますので、是非ご検討下さい。詳しくは受付までお問い合わせ下さいませ。

(平成25年2月26日)

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