宮川内科・胃腸科医院
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Dr宮川の注目コーナー

  あのおばあちゃん、今、どうなっていますか
 あのおばあちゃん、今、どうなっていますか
― 震災を思い、2011年を振り返ります ―

 千年に一度と言われる3・11東日本大震災が東北の沿岸部を中心に、壊滅的な打撃をあたえました。テレビでは連日、凄まじい映像が映し出され、それを見る度に悲しく感じていました。
 震災の3日後のあるテレビ報道では、瓦礫の山の前に呆然と立ったおばあちゃんがインタビューされていました。介護の仕事をしていた一人息子は、今までどんなに忙しくても、どんなに遅くなっても、仕事が終わったら毎晩必ずおばあちゃんの所へ来てくれたとの事です。しかし、“津波の被害を負ってから3日も経ったのに、いまだ音信不通、もしかしたら…”おばあちゃんが悲しい声でインタビューに答えていました。そして名前を聞かれた瞬間、それまで抑え気味だったおばあちゃんが、突然抑えきれずに号泣してしまいました。
 1分間もない短い報道でしたが、9ヶ月以上経った現在でも、私の心の中にずっとずっと残っております。
 あのおばあちゃん、今、どうなっていますか、元気に生きていますか。

 歴史を振り返ってみますと、日本は何回もどん底から立ち上がって来ました。この歴史が日本の国民の底力を象徴する様です。
 震災の爪跡が凄まじく、原発の影響がこれからも長く続きそうです。しかし、日本全国が一丸となって、自分の小さな努力が日本の大きな力になると私は思います。そういう気持ちで前進していけば、どんな困難でも克服出来るでしょう。
 
 この震災を通じて、瀕死にかかった絆の意識が再び蘇ってきました。家族の絆、友人の絆、そして同僚の絆。人間は一人では生きられません。人が人を支え、そして支えられて生きていくのです。震災が日本にもたらした、目に見えないプラスの影響もあるのではないかと思います。

 2012年が皆様にとって、幸せな年でありますよう心からお祈り致しております。

  バスなどの公共交通で来院される患者様へ
こんなに便利になりました!
皆さんは「つくタク」というものがあるのをご存知ですか?「つくバス」は知っている、利用しているという方が多いと思いますが、「つくタク」についてはまだ知らないという方が多いのではないでしょうか?

《つくタクって?》
「つくタク」とは、日中の買い物や通院に便利な公共交通で、予約をして複数の利用者が乗り合わせる形のタクシーです。利用者の利用時間帯・乗降場所・目的地などの希望に合わせた運行を行い、タクシーのような便利さをバス並みの料金で利用することができます。
利用できる範囲は、同一地区内から中心地区のみです。
筑波地区、大穂地区、桜地区、谷田部地区、豊里地区、茎崎地区に分かれています。中心地区とは桜地区と谷田部地区にあらかじめ設定した22箇所の乗降場所を表します。全ての地区から中心地区の乗降場所へ行くことができます。また、中心地区の乗降場所からのみ、すべての地区へ行くことができます。
停留所は、つくバスのバス停を基本に乗降場所が設定されていますが、登録手続きを行えば自宅から利用することもできます。

《料金・割引》
基本的に300円です。
しかし移動地区により料金が変わります。
同一地区内・・・300円(一律)
各地区〜中心地区・・・1300円〜2300円
つくバス同様に、高齢者割引・障害者割引・小人割引・乗継割引があります。

《利用方法・支払い方法》
つくバスと違い、つくタクは利用の際に必ず事前に予約が必要です。予約は利用希望日の7日前から当日利用希望時間帯30分前までとなっております。9時台をご利用希望の際は前日までに予約しましょう。利用時間は9時〜17時で土日・祝日以外の平日のみとなります。
料金の支払い方法ですが、事前に利用券を取扱店などで購入しておかなければなりません。現金での支払いはできません。車内では利用券の販売は行っておりませんので注意しましょう。

詳細については、病院内に掲示しております。
利用券は、当院でも患者の皆様に限り受付にてご購入いただけます。
何かご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

  宮川医院5年間(H19−23)消化器系疾患診療実績
上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査   2415件
下部消化管内視鏡(大腸内視鏡)検査  786件
大腸内視鏡的ポリープ切除術       262件
腹部超音波検査              3519件
ピロリ菌除菌患者              274名


H19−23年度新規登録がん患者     95名

 内訳 胃癌・大腸癌・食道癌      48名
    膵臓癌・胆嚢癌・肝臓癌     13名
    肺癌・乳癌・その他の癌     34名


H19−23年度新規ピロリ菌除菌患者   274名
 1次除菌成功率  74.3〜85.0%(平均78.3%)
 2次除菌成功率  92.0〜100%(平均97.0%)


提携病院(紹介先)
 ★筑波大学附属病院
 ★筑波学園病院
 ★筑波記念病院
 ★筑波メディカルセンター病院
 ★土浦協同病院
その他:国立がんセンター、茨城医療センター、霞ヶ浦医療センター

  良い睡眠とれていますか?
4月から始まった新しい環境や人間関係の中、たくさんの行事があわただしくあり、知らず知らずにたまっていたストレスや疲れから心身ともに不調が出てくるのが今頃です。
良い睡眠をとり、心と体をリフレッシュして毎日元気に過ごしましょう!


◎質の良い睡眠をとるコツ
心とからだの疲れを取るには、質の良い睡眠は欠かせません。睡眠習慣を見直してみましょう。

☆朝は決まった時間に起きて、太陽の光を浴びましょう
朝起きて、太陽の光を浴びることにより、体内時計のスイッチがONになります。
毎日、決まった時間に起きて生活リズムを整えましょう。

☆規則正しく食事を摂りましょう
朝食を摂ると消化器官が動き始めて、体が目覚めます。夜遅い時間に食べると寝つきが悪くなるので、22時以降にたくさん食べるのはやめましょう。

☆からだを動かしましょう
日中、無理なく続けられる運動を行うと、熟睡しやすくなります。

☆布団に入る前にリラックスしましょう
寝る前に、緊張や強い刺激があるとなかなか寝つけません。寝る前にぬるめのお湯に入ったり、軽いストレッチをしたりして心とからだをリラックスさせましょう。


◎ストレスと上手につき合うコツ
ストレスを全く感じない人はいないはず。生きていくうえでストレスはつきものです。ストレスをためないためには、休養をとって、少しでもストレスを解消していくことが必要です。


◎自分に合ったストレス解消法を見つけましょう
・のんびり入浴
・ストレッチをする
・笑いを生活に取り入れる
・音楽を聴く・歌う
・森林浴をする
・美術館や博物館に行く
・散歩をする
・深呼吸をする
・動物を飼う

  胃癌で亡くならないために
胃癌の疫学調査
 日本人の癌患者数の1位は胃(年間11万人)、2位は大腸、3位は肺です。しかし、死亡率をみると1位は肺癌で、胃癌と大腸癌は手術により、患者さんは80%治るため、死亡率は低くなっています。ある調査によりますと、日本人の胃癌患者数は団塊世代が引退してから20数年まで、高い水準のままで推移すると予想されています。したがいまして、胃癌対策が依然として、重要な課題であることに変わりありません。

胃癌発生の原因
 胃癌発生の原因は色々あると言われています。塩分のとりすぎや喫煙、遺伝などが取り上げられています。しかし、近年の研究では、胃内に生息するピロリ菌が胃癌発生の最大原因である事が明らかになって来ました。若い頃から、長らく胃内に生息するピロリ菌が、胃粘膜に慢性炎症をもたらせて、やがて胃粘膜が萎縮状態となり、そこから胃癌組織が発生すると言われています。胃癌発生を阻止するためにはピロリ菌対策がまさに避けて通れない事実になっています。

胃癌撲滅計画
 衛生状態をさらに改善し、ピロリ菌の感染率(保有率)を低下させる事が胃癌撲滅のための長期計画になると思います。しかし、30才台以上の人のピロリ菌保有率が30%〜80%と高い現況では、ピロリ菌除菌療法の普及が胃癌撲滅の目標をより早く達成させる近道と考えられています。ピロリ菌除菌により、胃癌発生は減少することが明らかになって来ました。しかし、その一方、除菌だけでは完璧な胃癌抑制は不可能であることも同時に明らかになりました。なぜならば、ピロリ菌がもたらした胃粘膜の萎縮状態が持続しているためです。したがいまして、我が国では胃癌を撲滅するためには、ピロリ菌除菌による一次予防と除菌後の定期的胃癌検診による二次予防が必要になります。

胃癌で亡くならないためにするべきこと
 胃癌で亡くならないために最も重要なことは、現在の自分の胃の状態を的確に把握することです。具体的には、ピロリ菌感染の有無のチェック(採血、又は呼吸法検査)及び、胃粘膜の状態を知ることです。胃の粘膜に異常がなく、ピロリ菌も陰性の場合には、胃癌発生の確率がきわめて低くなりますので、毎年の胃癌検診は必要なくなります。残りの群には、ピロリ菌除菌と定期的な内視鏡検診によるサーベイランスをすれば、まず胃癌による死亡が殆どなくなると考えます。
 胃粘膜の状態を知るためにはバリウム検査では不十分です。日本人の胃癌発生が年間11万人であり、しかし、職域検診や地域検診のバリウム検査を通して発見された胃癌は年間わずか5,500人(発見率0.088%)、95%の胃癌が人間ドックや病院、開業医での胃内視鏡検査によって発見されたものです。バリウム検査による職域検診や地域検診をむやみに継続することが、もはや時代錯誤なのではないかと思います。
 当院では、開院以来、胃癌の予防や早期発見に全力を注いで参りました。ピロリ菌検査のための機器を茨城県南一早く導入し、平成24年6月現在、800例近くのピロリ菌除菌の実績を持ち(二次除菌の成功率が97%)、また、胃内視鏡検査をより楽に受けられるよう、経鼻内視鏡も導入しております。胃癌のことについてはどんな事でもいいので遠慮せずにご相談にいらっしゃって下さい。

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